2006年12月05日
高校再編における適正規模について
質問
(平野みどり)
高校再編における適正規模について、教育長に伺います。
7月4日に発表された県立高校整備素案によれば、統廃合の対象となっている高校の学級規模は、1学年3学級以下の学校となっています。果たしてこの規模が適正と言えるのでしょうか。まず、学校適正規模をこの法律が規定するものではありませんが、この高校標準法では、分校ではなく本校にあっては、1学年2学級規模を最小規模と規定しています。
また、全国の都道府県のホームページの高校再編・入試要項などによりますと、現時点で学級適正規模を4ないし8学級以上としている都道府県のうちでも、約3分の1の県は、2ないし3学級での学級も可能としており、例えば長野県は、交通の利便性や立地条件等特別な事情がある場合として、下限を2学級としています。
高校進学率97%の時代です。地域の見守りの中で、人材育成の拠点となっている学校がなくなることには慎重であらねばなりません。また、親の経済力を子供は選べませんので、就学継続が可能であることは何より大切です。統廃合の学級規模については、本校の規模は最小2学級ということも視野に入れていく必要があると考えますが、いかがでしょうか。
教育長に御所見を伺います。
答弁
教育長(柿塚純男君)
県立高等学校教育整備推進協議会、いわゆる整備協の報告では、県立高校適正規模下限の目安は1学年4学級程度と考えられたところでございます。これは9月議会でも御答弁させていただきましたが、少子化が進む中、幅広い科目の履修や、さまざまな教師や生徒との触れ合いによるコミュニケーション能力の育成など、高校段階で求められる教育環境をしっかりと確保していく観点、あるいは、県立高校長へのアンケートの結果、他県の考え方等も参考にしてまとめられたものであります。
県立高等学校再編整備等基本計画素案では、基本的には、この目安を念頭に、県立高校の再編統合を考えておりますが、この目安を私どもも機械的には適用せず、現実的に地理的条件や交通条件等も考慮し、1学年4学級を下回っていても再編統合の対象としていない学校もあるわけでございまして、県教委といたしましては、画一的ではなくて、数値的には定めておりませんけれども、弾力的な運用をさせていただいているところでございます。
(平野みどり)
適正規模が機械的にやらずに弾力的にということ、答弁いただきました。これはとても大切な視点だと思います。
統廃合してしまってなくなるか、もしくは分校としてでも残してほしいと思われるか、これはまた、地域の皆さん方が、これから県教委も交えてしっかりと議論をしていただきたい、そして、まちづくりと教育を関連させて考えていただきたいと思っております。
それぞれの地域での協議会が一緒になって連携をとられているという話も聞きますが、その中におきましても、こういった主体的な地域の考え方、まちづくりの考え方も含めまして、御理解もいただきながら、丁寧な説明を今後も、いろんな、パワーポイントを使うですとか、資料を具体的に提示するとか、そういうことも含めて取り組んでいただきたいというふうに思います。
それともう1点、県教委の方から統廃合の対象ということで名前が出された学校、もう来年から受験しないというような子供たちが出やしないかという心配を私ども持っておりましたが、県教委の方から、平成17年度に入学した生徒たちがきちんと卒業するまでその学校はありますよということを、各学校に通達されたというふうに聞いております。これは大変重要なことだというふうに思います。何よりも子供たちが動揺しないような施策の取り組みを丁寧に行っていただきますようにお願いいたします。
平野みどり始まって以来の時間を余らせるという質問になりましたけれども、傍聴の皆さんも、そして議員の皆さんも御清聴いただきまして、心から感謝申し上げます。
なお一層厳しい状況になりますが、県勢の浮揚のために切磋琢磨して執行部とともに取り組んでいきたいと思います。そのときに県民の視点を私ども忘れないように頑張っていきたいと思います。
本日は、傍聴、そして御清聴ありがとうございました。
投稿者 hirano1 : 20:51