まとめ [一般質問(2002年12月)]
◆(平野みどりさん) 不祥事のことも臨採のこともですが、現場の先生方から直接何人かお話を伺いました。
その中で、今回の不祥事がこれで終わるというふうには思えない、今後もふえるのではないかというふうに思うと危惧をされていました。その一つの理由は、今は違うかもしれませんが、やはりペーパーで点数が高かった人を採用して、本当に子供ときちんとコミュニケーションをとれる、そういった資質を持っているかの見きわめが不十分であった、そういった先生がこれから三十代、四十代になっていく、その中でこういった不祥事が起こり、今の教育現場のありようからすると、起こらないとは絶対に限らない、むしろふえてしまう心配をしているというふうなお話でした。
私も一抹の不安を感じつつ、そのお話を聞いたわけですけれども、今からでも遅くはない、手を打つことはあると思います。まずは風通しのいい教育現場をつくること、子供たちのディベートが中学校の単元に入ってきたと聞きますが、ディベート、そもそも先生たちができるかということも含めて、しっかりと議論が日常的になされる教育現場、職場環境をつくっていただくように、教育長の方からも御指導をよろしくお願いいたします。
最後に、要望でございますが、国立療養所再春荘病院の重症心身障害児者通園事業についてでございます。
潮谷知事の御努力によりまして、養護学校における看護師の配置ですとか、夏休みの知的障害者や重症心身障害児を持つ子供たちの療育などの取り組みが各地で進められております。支援費制度が来年からスタートしますが、これは、テーマは地域移行です。脱施設という過激な言葉を使う方もいらっしゃいますが、地域移行、つまり今まで入所していた人たちが地域の中で暮らす、どんなに重い障害を持っていても地域の中で暮らす、そのためのいろんな制度なり仕組みをつくっていかなければならないという考え方です。
長野県や宮城県では、知事も御承知のとおり、大規模な収容型施設の入所を減らすというような方針が打ち出され、その後宮城県、長野県でやらなければいけないことは、グループホームを増設することであるとか、就労の場をどんどんつくっていくことであるとか、地域生活支援のセンター的なそういったものも含めた支援づくり、そういうことが必要なんです。そういうことなしに、地域に施設からどっと出すということは私は乱暴だと思いますので、並行してやっていかなければならない。
その中で、今回、国立療養所再春荘病院の重症心身障害児の皆さん、養護学校を出ても、そのまま在宅でいるしかない、なかなか重い障害を持っている人たちですから、社会とのつながりを持つことができないわけです。親さんたちでも地域を志向して、施設ではない、地域を志向しておられます。その際、やはり入浴も含めた再春荘病院での重症心身障害児の通園、これをせめて週に一回実現してほしいというようなことです。今、月に二回行われているそうですが、これは病院側のボランティアでやられているというふうに聞いています。ぜひとも、地域移行を進めていく支援費制度の理念を実現していくためにも、こういった重症心身障害児の子供さんを抱えて地域で頑張っていこうという親さんたちを支援していただきますように、心よりお願いを申し上げまして、私の要望とさせていただきます。
今回、六項目の質問、そして一つの要望をさせていただきました。私もちょうど二十一日で五年目になります。まだまだ駆け出しですが、甘えてはいられないというふうに思います。今後とも、機会がありましたら、こういったところで質問させていただければというふうに思います。今後ともよろしく皆様の御指導、御支援をいただきますようにお願い申し上げまして、私の一般質問を終了させていただきます。
ありがとうございました。(拍手)