今年の夏はひときわ暑く… [みどり日記]
本年は、沖縄サミットを通して、まだまだ終わらない日本の戦後をあらためて痛感する中で、8月7,8,9日、被爆55周年原水禁世界大会・長崎大会に参加しました。灼熱の太陽の下、全身に汗しながらフィールドワークで被爆地を回りましたが、3000度というとてつもない熱や火に焼かれた人々の無念さを思うと、胸が押しつぶされそうになりました。
一度に1300人の子供たちが命を奪われた、爆心地近くの山里小学校の校庭には、いつも千羽鶴が絶えることなく、今回熊本から連れていった、埼玉県に住む小学5年生の私の甥も、初めて知る戦争という事実の重さに、いつまでも小さな手を合わせていました。また、被爆体験を持つ語り部の女性が、悲惨な状況の中で家族の死に直面した話には黙って聞き入り、自分の家族や友だちを重ね合わせたのか、彼の頬にはふた筋の涙がつたっていました。
暴力が極限に達した形が戦争であるとすれば、いかなる暴力も許さない社会を何とか叡智を出し合って築かなければ、30万人という広島、長崎の犠牲者や先の大戦で命の火を消されていった全世界の人々の無念さは到底晴らし得るものではありません。
明日は8月15日。55年を経た暑い夏の日を、平和への新たな決意で迎えたいと思います。