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考・介護保険 パート1 [みどり日記]

 「地方分権の試金石」これは、介護保険のキャッチフレーズの一つだ。実施主体である市町村はここ4,5年、この介護保険とどう取り組むか、試行錯誤を重ねてきた。それに熱心でなかった市町村の運命は、推して知るべし、だ。

 確かに、私自身も介護の社会化や、民間活力の導入には賛成の立場をとってきた。今もそうだ。しかし、いざ蓋を開けてみると、解決すべき問題が山積していることも事実。今日も、福祉の現場にいる人たちと意見を交換してきたが、折りに触れ、問題点を書いていきたい。

 (1)ケアマネージャーって誰? 本来中立な立場で、様々な介護サービスに関する情報を蓄積し、利用者にとってベストなケアプランを作ることが役割のはず。しかし、実態は、ケアマネージャーが独立開業して、それだけで生計を賄うことは不可能で、殆どがどこかの事業体に属している。そうなると、その事業体に益するようなケアプランを立てざるを得ない。当初「利用者が選べる」と言われてきた介護サービスだが、選ばされているのが現状。ケアマネージャーの中立性をいかに保っていくかの、新たな規範作りと研修が必要だ。

 (2)思ったほど多様に民間サービスを選んでいない。  (1)とも関連するが、一つは慣れたサービス提供事業体(慣らされたともいえなくはないが)から、変更しない利用者が多いということ。大手も撤退や縮小を余儀なくされている。むしろ、NPOなどの小規模の小回りが利く事業体には、ニーズもあるので、グループホームを創りやすくするなど、行政が補助金などによりどう支援していくかだ。また、利用者の主体性が保障できるよう、利用者への情報提供のしくみも必要ではないか。熊本県でも導入された介護保険専門相談員が活発に機能することを期待する。  (不定期的に続く・・・ )


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