「尺鮎トラスト」始動 [みどり日記]
「川辺川ダムを守りたい、ダムなんか絶対に造らせない」という思いを行動で表せないかと、思いを共有する女性たちで「川辺川を守りたい女性たちの会」を立ち上げ、3月に「尺鮎トラスト運動」を開始した。
わたしも発起人の一人だ。つまり、16億円(国土交通省の提示している漁業補償額)で川を売り渡すより、年間19億円の経済波及効果がある鮎などを、定期的に購入してくれる人を募ろうというもの。
毎日の事務処理や段取り、連絡などの激務を担当しているメンバーには申し訳ないと感じながら、私は議員としての仕事を優先させてもらい、もっぱら運営資金づくりのための写真葉書セットの販売に奮闘させてもらっている。 それにしても「尺鮎トラスト」は、全国からの申込者や活動への賛同者を相手に、ちょっとした”起業”である。ただビジネスと違うのは、私たちの会自体は営利を目的としておらず、100%ボランティアといこと。儲けは当然、漁業者の皆さんが手にすればよい。
会の中心メンバーは、仕事や家事をやりくりし、プライベートな時間を削りながら、漁業者と購入先を結ぶ活動を担っている。皆忙しいのでしょっちゅう会議はできない。そこで、毎日の情報の共有化や相談はメーリング・リストで行っている。この電子会議システムは今のところ有効に働いている。
ダム反対と叫ぶだけでは、ダムは止まらない。推進派からは外野が何を言うかと一蹴される。「鮎を食べて川を守ろう」とメッセージを全国に配信しながら、「川辺川を守りたい女性たちの会」は、尺鮎トラストの賛同者・鮎定期購入者を、確実に漁業者につなげていく役割を果たしていく。漁業者とともに、鮎を守り、川辺川を守るために。