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沖縄を訪れて(2)鉄道を引く [みどり日記]

人口100万人の沖縄では、60万台の自動車が走っている。大人は一人に一台、車を持っていることになる。沖縄には、昨年開通した那覇空港と那覇市内を結ぶゆいレール以外に、鉄軌道は走っていない。私たち一行も、レンタカーでの移動を余儀なくされた。

交通事故の多さ、慢性的な渋滞緩和のため、中部の沖縄市に有志たちが、2月に資本金1000万円を準備し、御萬人(ウマンチュ)鐵道株式会社を立ち上げた。その仕掛けをしたのが、熊本出身の丸山力さんらだ。彼は交通業界では知る人ぞ知る、国交省も舌を巻く専門家なのだが、丸山さんはウマンチュ鐵道の2010年の開通を目指して、今、沖縄市に移り住んでいる。来年度の調査費獲得に向けて、沖縄市や市議会と調整中だ。概ね言い感触らしい。もちろん、鉄軌道を増やしたい国交省担当者は、手ぐすね引いて待っているとか。熊本の市電や電鉄の連結や延長と、どっちが早いか楽しみだ。

今回の目的の一つは、そのウマンチュ鐵道の皆さんとの交流もあったが、沖縄市と那覇市、更に沖縄市から北部方面へと、島を南北に貫く鉄道として是非、実現させて欲しいと改めて思った。沖縄では、自転車を殆ど見ない。危なくて乗れないのだ。また、夏の暑さを避ける意味もなくはないだろうが、100mでも車で移動するそうだ。高校通学も自家用車で送り迎えか、タクシーの相乗りなのだそうだ!ところ変われば、人の動き方がこうも違うかと驚くが、車依存は深刻だ。

もちろん、沖縄の交通は、決して鉄軌道だけの整備では解決しない。バス網の再編が不可欠なようだ。1年前に開業したゆいレールの利用減少が顕著になっているのも、すぐ近くにバス停がないなど、バス会社との連結がお粗末なためだ。ウマンチュ鐵道が、那覇市まで南進してきた際、那覇市でのバスとのネットワークも整備していかなくてはならない。更に、メインストリートの1.6kmの国際通りにおいては、電車と人がゆっくりと共存する欧州型のトランジットモール化も、観光地としては実現したいものだ。何せ、国際通りの歩道と車道の歩きにくさ、車いすでの走行のし辛さは大変なものだ。

鉄道開通までには、沖縄を訪れることもあると思うが、御萬人鐵道の開通日には、是非沖縄を訪れ、試乗したい 。


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