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家族の再会を喜ぶ [みどり日記]

1年7ヶ月の間、いきなり引き裂かれてしまった蓮池さんと地村さん親子が、再会を果たすことができた。少しずつ、自分たちの親についての情報は、ある程度北朝鮮側から入っていたとは思うが、両親と離れる前には自分たちが日本人であるなどとは夢にも思ったことがなかっただろうから、これから日本での月日を重ねながら、彼らが自分のアイデンティティーを確かめていくまで、温かく見守っていくことが大切だと思う。そして米朝間の問題も解決され、曽我さん一家も再会と同居が叶うよう期待している。

人の心は、周りの人との関係をどう作っていけるかで、安定もするし、孤立もしてしまう。十代後半と、成人に達している大人も含む5人のお子さんたちが、日本でもかけがえのない友人を作っていけるよう、心から願っている。日本で育った両親が、時に守りながら、丁寧に支えてくれるだろう。ただ、閉鎖的な北朝鮮に比べて、日本はいい意味で開放的、悪い意味では無秩序に情報が行き交う国だけに、面食らってしまったり、失望してしまう場面も少なくないかと思うので、その点は心配だ。

さて、今回の小泉首相の訪朝の結果について、拉致被害者家族会などが強い失望を表している。「首相でなくても5人の家族は戻すと聞いていた。首相が行くからには、それ以上の成果が期待されていたのに、このような結果は、子どもの使い以下だ」と辛辣だ。1年半前の生死情報に信憑性が無いことがわかってきただけに、年老いた親の限られた時間を考えると焦る気持ちは痛いほどわかる。また、この時期の突然の首相訪朝は、年金未納・未加入等内政でのマイナスを挽回するための、彼独自の政治的感覚によるパフォーマンスと言えなくもない。

しかし、家族会の期待のように一気にことが進まないのは、単に、金正日総書記の不誠実さや家族会が言う小泉首相の“弱腰”だけが要因でもないような気がする。日本の占領政策による、朝鮮半島の人々の壮絶で悲劇的な歴史が、特に過去100年に横たわってきたこととも無関係ではないのだろう。やはりこの際、日朝間のみならず、関係諸国との連携により北朝鮮を“常識”のテーブルに着かせ続け、行方不明者の調査を実行させることが大切なのだと思う。


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