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祖母の訴え [みどり日記]

明治生まれの祖母は、今年96歳。2年前に脳幹近くに脳出血を起こしたが、救急対応が的確であったため(熊本市民病院)、奇跡的に一命を取り留めた。快復後は、若干歩行がゆっくりになったが、意識障害、言語障害等もなく、相変わらず矍鑠(かくしゃく)としている。今、祖母は実母と一緒に暮らしているが、私は週に1,2度、彼女たちの様子を見に実家に立ち寄っている。

その祖母が、ここのところ私に「しっかり頑張らんといかんよ、今度は」と訴える。何を頑張ることを期待されているのかと言えば、今進行中の参議院議員選挙のことだ。もともと祖母は、新聞によく目を通す、政治に関心の高い人なのだが、彼女にこうまで言わせるのは、何あろう“小泉政治のデタラメさ”だ。「あの年金未納の言い訳は何ね!国民ば馬鹿にしとる」、「アメリカのいいなりになって、戦争の加勢ばして」、「国会ば無視して何でん勝手に決めよる。あがん人が総理大臣ばしたらいかん」とごもっとも。

96年間、戦前戦後を生き抜いきて、価値観の大転換も経験してきた祖母が、「これはいかん!」と、最後の力を振り絞って訴えている。もう二度と戦争に子どもが、友人が、そして孫たちが巻き込まれて苦しむ姿を見たくないのだろう。祖母の真剣な目に、“圧政”、“悪政”に何とかストップを掛けたいという並々ならない思いを感じている。帰りにお裾分けでもらった祖母の作った総菜(干し竹の子の煮物)を味わいながら、その意思を行動に結びつけ、結果を出さなければと思った。


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