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着陸やり直し?! [みどり日記]

名古屋発熊本行きの航空機から見る熊本の市街地は、その明かりが時々雨雲で遮られているようだった。それでも、豪雨でもなく、風によって揺れることもなく、機体は順調に降下を始めていた。高遊原台地に差し掛かり、もう着陸の寸前だったと思うが、機体が急に角度を変え、上昇し始めた。おやっと思い窓の外を見ると、地上がどんどん遠のいていく。しばらしくて、「再び上昇しております。再び着陸体制に入りますまで、しばらくお待ち下さい」というアナウンス。

私も25年以上前から飛行機を利用しているので、100回以上は乗っていると思うが、こんな経験は初めてだった。熊本空港の地理的悪条件は有名で、霧の中での誘導機器が整備される前は、福岡空港への変更はしょっちゅうだったが、よほどの悪天候でない限り離発着は可能で、最近は就航率は100%に近いと聞いていた。

しかし、今回は霧ではなく雲だから、誘導機器が十分に働かないのだろうと思い直し、何とか次の着陸時には雲が消えていることを願って待った。15分くらい後だろうか、機体は再度着陸体制に入り、今度も雲はあったが無事着陸できた。時計を見ると到着時刻から25分くらい遅れた9時15分。同じ飛行機で一緒に戻ってきたヒューマンネットワーク熊本の東弁護士や澤田新一さんや田中祥啓さんと、やれやれと無事を確認し合った。

それにしても、着陸か再上昇か、その判断は機長に委ねられるわけだが、タイミングが遅すぎたら大惨事もあり得る。現にそんな事故はいくつも報告されている。顔も知らない機長に、「昨日は安全な着陸をありがとう。ご苦労様でした」と伝えたい気分だ。


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