ジョギング知事を訪ねて [みどり日記]
強行軍の仙台行き(浅野知事を訪問)は、滞りなく進んだ・・・はずだったが、帰りの鹿児島本線で昨晩踏切事故があり、乗るつもりだった21:10分の博多発のつばめは、大幅な遅れのため、博多を出たのが何と22:40頃。その後、何度も信号停止したり、鳥栖駅でも長く止まったままだったりして、熊本に着いたのは1時過ぎ。120%の乗車率で座席にも座れずで、ぐったり。お陰で今朝は9時まで爆睡・・・。でも、今は元気回復!
さて、昨日は、私を含め5名で、宮城県庁に知事の浅野史郎さんを訪ねたのだが、これは秋に行う講演会の打ち合わせのためだ。知事室に通されると、浅野さんは机の横に置いたパソコンコーナーに向かって、キーボードを叩いておられた。昨日は仙台も快晴だったので、朝のジョギングを済ませ、例の「ジョギング日記」を書いていたところだったのかもしれない。区切りをつけて、「やあ、やあ、ようこそ」と私たちを迎えていただき、しばし旧交を温めた。知事になられてからも、ラジオでDJをつとめておられるためか、テンポのいい浅野節は相変わらず。
さて本題へ。県立の知的障害者入所施設の船形コロニー「解体」に向けて始動し始めた宮城県。この国の福祉を当事者主体に変えていくには、「施設解体」とそのための受け皿としての支援センターやグループホーム、就労の場の確保など総合的な地域支援が不可欠だ。そのための人材育成も急がなければならない。知的障害を持つ人たちが地域で生活している北海道の伊達市や、長崎県の島原を中心とした取り組みが、全国津々浦々で広がっていくための仕掛け作りが必要だ。
そんな宮城の取り組みについて講演していただくのだが、まだまだ宮城県内でも賛否両論だと聞く。もちろん熊本では正しく理解している人の方が少ないかもしれない。しかし、施設に暮らす人たちの8割が施設を出て、地域で暮らしたいと希望している事実は重い。また、福祉にかかる予算が、当事者が生きる喜びを得られ、納税者にとって納得いく形で使われているかに、そろそろ国民全体が関心を持っていい頃だ。表には案外出てこないが、公共工事と同じように、福祉利権がないとは言えない。当事者主体の福祉に頭を切り換えられなければ、守旧派の福祉関係者は淘汰されていく。浅野さんたちの少々過激な「施設解体」は、そんなメッセージを含んでいる。
さて、当事者こそが幸せになる福祉の新しい道について、浅野さんにお話を伺う講演会は、12月11日(土)午後から、熊本県民交流館パレアホールで開催と決まった。浅野知事の希望で、基調講演後のシンポジウムには潮谷知事にも参加していただくことになった。これから詳細を「浅野史郎さん講演会実行委員会」で詰めていくが、実り多い、これからに繋がる講演会にしたい。