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学園大のハンセン病講座終了に思う [みどり日記]

熊本学園大で三年間開かれていた「ハンセン病講座」が今月で終了した。ハンセン病問題の専門の講座として全国的にも注目されていて、私も今年こそは、“もぐり”で受講しようと思っていたので、大変残念だ。全国療養所入所者協議会(全療協)からは、この先駆的取り組みに感謝状さえ贈られている。

ハンセン病問題が大きく前進したのは、熊本地裁が2001年5月のハンセン病国賠訴訟で画期的な原告勝訴の判決を出したことによる。従って、この講座は、訴訟が起こされた経緯や、病気そのものの歴史的背景、国策としての隔離と人権侵害の実態などについて、多彩な講師陣の多角的な視点で進められてきた。もちろん、講師の中には、ハンセン病元患者の皆さんも含まれており、講座生は、リアルな生の差別体験談を聞く機会を得た。

だからこそ、なぜこの講座がたった3年で終了することになったのか、さっぱりわからない。熊本学園大学は、人権を大切にした取り組みを行ってきた。たとえば、障害を持つ学生を積極的に受け入れ、彼らが入学する毎に、それぞれの障害に対して学内でどんな配慮をすべきかを検討し、バリアフリー化を進めた。今では、多くの障害を持つ学生がキャンパスを行き来しており、バリアフリーな大学として、全国的にも有名だ。

さて、講座の中で講師を務めた、菊池恵楓園の入所者である志村康さんも、この講座の終了を大変残念がっておられた。もちろん、熊本学園大学で始まったこの取り組みが、各大学や全国に波及していくことがもっとも期待されるところであるが、だからこそ、他大学や他県からもそのノウハウを学びに来るという意味でも、老舗として、熊本学園大学の “売り”にしていくことだってできたはずだ。

講座をコーディネートしてこられた遠藤隆久教授が、当事者の皆さんへの深い理解と丁寧な対応に基づいて、体系的な講座の構成等に腐心してこられただけに、返す返すも残念でならない。

講座終了についての熊本日日新聞の記事↓
http://kumanichi.com/feature/hansen/kiji/20040626.2.html


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