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虐待死からの教訓 [みどり日記]

ほぼ年に二回、県議会で質問に立っている。私たち県民クラブは、最大限、質問する回数を活用している。一方、4年間の任期中、一回も質問に立たず、訳の分からないヤジや私語を飛ばす議員もいて不愉快だが、自民党の皆さんの中には、1期、2期目にはまじめな若手・中堅の議員もいることも事実。市町村合併後、首長に出馬する議員や、かなりの年配で今期限りの議員もそこそこいるらしいので、後4,5年で大きく面子が変わる可能性は大だ。

私は、17日(明日)の11時から二番手で質問する。お時間のある方は、是非ご来場ください。

さて昨日の続きで、幼児二人の殺人についてもう少し。二人の父親の会見を見ていて、疑問が更に深まる。あくまでも第一義的には、殺人を犯した下山容疑者に責任があることは言うまでもない。しかし、父親と容疑者の体育会系(?)の上下関係により、後輩である容疑者の立場が弱かったのは間違いなかろう。まともな大人なら、家賃の滞納や部屋の使い方など、後輩だからといって他人にそうそう甘えられるものではない。更には彼らの間での暴力はなかったのか。容疑者の、父親への限界を超えた不満が、子どもたちに向かってしまった悲劇ではないか。

今回の事態から見えてくる教訓として、彼らのような無責任で社会的な常識が不足している親たちが多いということを前提として、子ども救済の仕組みを強化する必要があるということだ。一時期、仕事面や病気などで子どもを育てられないケースは多いし、そうでなくても無意識に虐待をしてしまうケースは少なくない。だとすれば、中学、高校生には、「もし、これから親になって、万が一子どもを育てられない状況がある場合は、一時期でも子ども預ける機関や施設はあるのだから、役所などに相談したり、周りに助けを求めるように」というメッセージを頭に入れさせるべきだ。

また、行政のどこの担当者であれ、常に今日的な子どもの危険に深い警戒心を持ち、児童福祉の行政につなぐことを徹底しなければならない。もちろん、福祉サイドでは、今回の栃木県の児童相談所のように、子どもを虐待のあった家庭に戻すという、決定的な過ちを犯すなどあってはならない。祖母のところから、容疑者のアパートに移ってしまっている事実も掴んでいるのに、一度も直接様子を見に行っていないというお粗末さだ。今回の無責任な親のように、とても子どもが安全に育っていく環境を創れそうにない場合は、児童養護施設で育てていく方法だってある。また里親という方法もある。

今回のケースを通して、様々な教訓を引き出していかなければ、二人の子どもたちは安心して永眠できない。


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