大人たちに殺された子どもたち [みどり日記]
栃木県小山市で起こった子ども二人が殺害された事件では、直接殺害した容疑者はもちろんのこと周りの大人たちが彼らを殺してしまったと言っても過言ではない。いたいけな子どもたちはたった3年、4年、何のためにこの世の中に生きてきたのか。悲しすぎる。
覚醒剤の前科がある同居人から虐待を受けた子どもを、何故、児童相談所はたった1日保護して、戻してしまったのか。その後のフォローとしても、直接職員が様子を見に行ったりして確認しているのか。また県警との連携はどうだったのか。県警も、児童虐待がこれだけ社会問題化している中、認識が甘すぎる。今後詳細が明らかになってくると思うが、警察と行政の責任は重大だ。
また子どもたちの親が最悪だ。離婚しているカップルは多いし、片親がいない家庭で育っている子どもも多い。だから、仕事が忙しいとか不規則であるとか、様々事情はあろうが、時々電話して様子を確認するくらいの対応は、あんな小さな子どもたちの親として、許るされるものではない。被害者としての親に同情を全く感じない。ネグレクト、一種の虐待だ。子どもたちはどんなにか寂しく、辛かっただろう。報道によれば、常に弟は兄の姿を求め、兄はたった1歳しか違わない弟を慰めたり、かばっていたとか。
児童虐待防止法が改正され、深刻な事態が少しでも回避されることを期待していた矢先だけに、法を作ってもその精神と具体的な行動指針が徹底されなければ、絵に描いた餅だということがわかる。私の知る限り、本県の児相ではあり得ないことだ信じたい。担当職員からは、「親から嫌がられたり、拒否されても、子どもの安全を第一に考え連れ出して保護する」と聞いているし、実践されているようだ。しかしこれが、今後の本県と全国の最低限のスタンダードにならない限り、子どもの受難はこれからも続く。隼人くんと一斗くんのご冥福を心からお祈りしたい。