親子4人、カナダで新しい人生 [みどり日記]
一昨日の夕方、大学の同窓会の数人と待ち合わせていたホテル日航のロビーに、なんだか見たことのある大きな中年の男性が入ってきた。すかさず、「あの人、大古じゃないですか」と後輩。すると次々に170cm以上の女性たちがぞろぞろ入ってきた。「三屋だ!それに東洋の魔女の・・・」(後でカサイさんだとわかった)私たちは、周りに聞こえないくらいの声ではあったが、少々興奮気味。そんな私たちに気づくこともなく、彼女たちは客室へのエレベーターに乗り込んでいった。昨日、ママさんバレーの講習会のニュースが流れていたが、そのために来ていたようだ。確か、三屋さんは大手企業の雇われ社長ではなかったかなあ。まあ、社長業のストレスを、バレー講師で発散するのはいいかもしれない。(^_-)
さて、一昨日のプチ同窓会に話しを戻そう。カナダのバンクーバーに移り住んでいる後輩のAさんが、5年ぶりに熊本に戻ってきていて、何人かで急遽会おうということになったのだ。それにしても、彼女がカナダに行くと聞いたときは、正直、驚き、心配もした。しかし、それは杞憂だった。聡明で柔軟でポジティブなAさんは、夫と離婚後、小学生2人と就学前の子ども1人(3人とも女の子)を連れてカナダに移り、カナダで子育てをしながら、地元の大学院で学位を取り、専攻した老人学の分野で仕事を得ていた。
5年ぶりに会う彼女は、5年前と比べ格段に活きいきとしていて、若返っていた。“女でひとつ”で、外国で子育てしながら、大学院で勉強する・・・。私も少なからず心配したように、日本人的に考えれば、無謀と思う人が多いだろう。しかし、彼女は言う、「もしあのまま日本にいたら、3人の塾の費用とか受験期の心配とかで、精神的にも経済的にも返って大変だったかもしれない。高校生になった長女も含め、夏休みは皆キャンプに行ったりして伸び伸びしている。今のような日本の子どもたちの世界には、もう戻れないだろう」始めは、カナダにずっと住むつもりではなかったようだが、この何年かで、日本に戻らず永住することを決め、やっと永住権が取れたそうだ。
「カナダもアメリカと同じで、仕事をキープしていくには、いくつになっても常に資格をとって自分の“値打ち”を上げていかなければならない。『15分で私物を片づけて会社を出ていってくれ』という解雇は現実のこと」日本にも、そんな社会がジワジワと押し寄せている。漫然と仕事をし続ければいい時代ではないが、常に緊張が強いられる、殺伐とした競争社会にならないといいのだが。Aさんは言う、「でも、働く場はしょっちゅう変わる社会だけれど、カナダは日常生活品は安いし、医療も教育も(高校まで)タダなのは有り難い」うーん、羨ましい。
10月に3日間だけ、京都で開かれる学会で発表するために戻ってくるそうだが、次に長期休暇で子どもと一緒に戻ってくるのは2、3年後らしい。また、一段と逞しく、しなやかに変わっている彼女に会うのを楽しみにしておこう。彼女も、「もっと日本の女性議員が増えることを願っている」そうだ。期待に応えられる日本に変身しているかなあ?(-_-;)