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絶望から奇蹟が [みどり日記]

昨日は、新潟中越地震発生から96時間も経った後、瓦礫の中から救出された皆川優太ちゃんの姿を見ながら、おいおい泣いてしまった。多くの偶然が重なり合って、救出されたことを、奇蹟としか言いようがないと専門家は語っていた。彼らを押しつぶした巨大な岩が、二歳の優太ちゃんの生きるスペースを作っていたとは。そして彼がどうやって水分を確保していたかも不思議だ。「ミルクを飲んだ」と語ったそうだが、ミルクを魔法瓶から出して飲むということだったのだろうか。だとすると、そんなことが出来る2歳というギリギリの年齢が彼を救ったことになる。もう少し小さかったらそんな動作が取れていただろうか。

今回は残念ながら、お母さんの死が確認され、一つ上の真優ちゃんは見えている足に生体反応がないと言う。ご家族にとっては大変不幸なことではあるが、一人でも助かったことが、せめてもの救いだったことだろう。優太ちゃんにはこれから、お父さんやご親族に見守られながら、お母さんとお姉ちゃんの分まで、充実した幸せな人生を送って欲しいと心から願っている。

それにして、まだ大きな余震が続く中、救出にあたっているレスキュー隊員の姿にも、心打たれる。仕事とは言え、命懸けの現場での救援作業だ。災害時の救援体制は、阪神淡路大震災後、大きく見直されている。しかし、相手が自然だけに、人間の予想を遙かに超える規模や発生場所の条件などに対して、万全な体制を作ることは容易ではない。これからもどんな災害や事故が起こるか予想できないが、常に謙虚で地道な人間と自然の知恵比べを続けていく他ない。

あらためて、日本が地震大国、災害大国であることを自覚させられた今年の台風、豪雨、地震だった。私たちは、そんな島国に暮らしていくのだという覚悟を新たにし、私たち住民自らできることと、行政が担うことの峻別をしていく必要もあるのだろう。まずは、災害に遭われた方々の苦しい姿を、自分のことと受け止め、今何ができるか考え、行動に移したい。


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