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海水浴をするために生まれてきた? [みどり日記]

宮城県の浅野知事をお招きしての講演会&シンポジウムを無事終えた。コーディネーターという大役で緊張するはずだったが、逆にそんな余裕もなく、準備に大わらわだった。シンポジウムの直前に、スタッフが私のところに駆けてきて、「みどりさん、三浦貴子さんの名前の表示を書いてください!三浦さんのだけ打ち出していてなかったんです」ええーっ!でも若者に、あの明朝体を即座に模すことは難しいかと思い、フェルトペンを握った。おかげで壇上にシンポジストが並んだ中を、のこのこと遅れて壇上へ。失礼しました。かなり準備万端だったけど、ちょっとしたハプニングもありだった

さて、浅野さんの講演だが、具体的でとてもわかりやすい。さすがという感じ。レトリックの使い方とか、ユーモアの交え方は聞く人を引きつける。もちろん内容があってのことだが。浅野さんは、重度の知的障害を持つ人の脱施設を念頭に置きながら、「人は海水浴をするために生まれてくる」とおっしゃる。参加者は、何のことかと聞き耳を立てていた。「泳ぎの苦手な人もいるけれど、誰にでも海水浴をする権利はある。苦手な人には、海の中で泳ぎを手伝ってくれる人がいればいい。そして島影を目指して泳ぐのだ」と浅野さんは語る。ただ浮いているだけではなく、“島影”(人生の目標)を目指すというのがいい。

浅野さんが言いたいのは、極当たり前のこと。どんな人も、地域の様々な人との関わり合いの中で、地域の中で生きていくのが自然な姿なのだ。“施設解体” は、施設そのものの消滅は意味しない。収容型の施設から地域生活へ機能を変えればいい。施設職員は、地域のグループホームや地域生活支援センター、ホームヘルプ事業などで経験を活かすことができるし、そうならなければならない。間違っても“解体された施設”から、入所者と共に放り出されるわけではない。何より“施設解体”は、段階的に地域の中に支援の仕組みを作ること無しには、実現できない。

後半のシンポジウムでは、潮谷知事、幸山市長、三浦貴子さんには、短い時間で発言していただいて申し訳なかったが、それぞれの立場で、厳しい財政の中、 “島影”を目指して何をすべきか、確認していただいたような気がする。我らがヒューマンネットワーク熊本の東俊裕代表ももっと言いたかっただろうが、抑制気味でホストの役を果たしていた。もっと時間があったらなあ-。しかし聞く側もそうそう長い時間では疲れるので、100分は適当だったかも。

さて浅野知事。“ジョギング知事”としても有名だ。週に5日は朝から走っていらっしゃる。翌朝も、ホテル日航から崇城大学まで走って戻ってきたそうだ。県職員である秘書の今野さんもご一緒に。知事の秘書になってから“ジョギング秘書”になった今野さんは、レースにも参加するほどだとか。11日も、懇親会を20時に終えて、浅野知事は即お部屋に。愛飲家の議員の皆さん!お酒もほどほどにして、浅野さんのように自己を律した政治生活を・・・って、この時期無理かな。


お問い合わせ 平野みどり事務所 860-0066 熊本市城山下代4-7-28 
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