新幹線熊本駅は公共交通の拠点に [みどり日記]
今心配なことがいくつかある。その一つが、新幹線の熊本駅周辺整備についてだ。所属する交通対策特別委員会で説明をうけた駅舎の東駅前広場と西駅前広場のプランは、基本的には”車優先”となっている。
東駅広に至っては、車の車線優先で道路幅が拡がるため、横断したい人は”空中回廊(ペデストリアンデッキ)を使わされる。階段と上下移動にエレベーターが敷設されるようだが、この”空中移動”は、”人間様”より”車様”を優先していることは明かだ。人間の移動は、平面移動を原則とすべきだ。
しかもパークステーションとは言っても、緑にどれだけ配慮されているのかも疑問だ。申し訳程度の植栽がされているように、図面からは読み取れる。更に件の空中回廊も、人工的な構造物であり、パークステーションの中で景観的にも違和感を醸し出す。
団塊の世代の高齢者人口入りは目前だ。彼らは否が応でも、自家用車から公共交通にシフトしていく。もちろん個別輸送としてのタクシーなどは公共交通に含めるとしても、基本は公共交通の利便性向上でなくてはならない。
駅前の短時間の自家用車駐車スペースは果たして要るのだろうか。駅への送迎も東駅広でなくてはならないのだろうか。合同庁舎西側、つまり駅南の活用をもっと考えてもよいのではないか。高架下は駐車場にする計画だと聞いているので、いっそのこと駅南口を作り、自家用車はそちらへとしてもいいと思う。
路面電車は、東駅広の駅舎に横付けし、長距離や路線バスも一ヶ所に集約させ、一目で次にどう動くべきかがわかるようにしたい。路面電車の街くまもとを売りにし、電車やバスでの市内中心部や各方面への誘導は、最優先に考えるべきだ。とにかく、将来に大きな禍根を残さないために、再考の労を惜しんではいけない。