安全運行が何より大切 [みどり日記]
大惨事が起きた。鉄道の事故は、悲惨だと聞いていたが、90人近くも亡くなり、400人以上がケガをされた程の事故に震撼している。亡くなった方々のご冥福と、ケガをされた方々の一日も早いご快復を祈りたい。
いつものように通勤、通学にJRを使っていた皆さんを、近年希に見る惨事が襲った原因は、いったい何だったのだろうか。首都圏に住んでいた頃、私鉄やJRを使って、通学していた。日本の電車はほぼ定刻通りに来ることでは定評があり、余程の事故やスト(その頃は時々あった)がない限り、スケジュール通りに行動できた。しかし、それをあまりにも当たり前のこととして、私たちは鉄道事業者に求めすぎていたのではないだろうか。
その後、熊本に戻り鉄道を日常的に使うことはなくなった。ただ、5年前訪欧した際、ドイツ鉄道を使って移動したが、結構遅れが容認されていることを知った。「なんだ、あまり定時性にこだわらなくてもいいんだ」と感じたりした。日本はあまりに、時間に拘り、ぎしぎししているのかも知れない。
今回の事故では、運転士が伊丹駅でオーバーランして、遅れを作っていたことがわかった。その後の駅での、私鉄との連絡などのため、遅れを取り戻そうと焦っていたのか、乗客もかなりのスピードが出ていたと証言している。もちろんこのことだけではないと思うが、定時性と乗客の安全のどちらが優先なのかという、極基本的なことが、JRではあやふやにされてきたのだろう。JR九州でも、オーバーランについての懲罰が厳しすぎると、運転士から聞いたことがある。もう一度、「時間」より「安全」が大事であることを、徹底的に捉え直す必要があると、報道を見ながら感じる。
まだ1両目に取り残されている人たちが10人以上いると聞く。生存の可能性は殆どないそうだが、少しでも早く家族のもとに戻してあげたい。