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男子が前・女子が後、入学式の写真に唖然 [みどり日記]

先週8日は、県立高校の入学式だった。翌日、今年度の入試制度によると思われる難関校の女子生徒増の記事が、地元紙に掲載されていた。その写真は、熊本高校で今年女子が多いということを伝えていた。しかしそのことより、相変わらず、体育館の壇上に向かって、前方に男子が、その後ろに女子が並ばされていることが一目でわかる、唖然とする光景だった。名簿や整列の仕方が、なぜ生年月日や五十音順などではいけないのだろうか。男女共同参画に基づく学校教育といいながら、男子が先、女子が後を一体いつまで続けるのか理解に苦しむ。

「男女が混ざっていると整然と見えない」というのなら、せめて男子と女子が交互に列をなすような並び方の工夫があってもよい。よく県教委は、「実際は学校活動において、全く男女同じで、差などつけていません。むしろ、女子の方が積極的ですよ」と説明する。それならなおのこと、 なぜ名簿や整列にだけ、歴然とした「区別」が必要なのだろうか。以前とは違って、体育やその他の教科で、男女別の名簿が必要なら、パソコンで名簿の作り替えは一発でできるはずだ。管理職を含め、教職員の皆さんは、問題意識を持たずに漫然と慣例に従っているのではないだろうか。あるいはおかしいと感じてはいても、発言しにくい環境があるのだろうか。

小学校から中学へ上がる時、その雰囲気の違いに子どもや保護者が驚くと聞く。比較的、男女が伸び伸びと育つ小学校時代に比べ、受験体制への準備なのか、不安定な思春期の子どもへ強圧的な指導体制が必要というのか、風通しが悪いとの苦情が多く寄せられる。しかしその中学ですら、徐々に男女混合名簿が広まりつつある。

ところが、高校はそのような義務教育課程での男女共同参画の流れを無視し続けているように思える。男女混合名簿という基本的な当たり前の取り組みについて、いつまで言及しなくてはいけないのだろう。熊本県男女共同参画条例には、義務教育課の目標に、男女混合名簿の推進が掲げられていることを、高校の管理職は知っているのだろうか。子どもたちが混乱することのないよう、小・中・高と一貫した取り組みが必要だ。学校現場、特に高校の管理職や教職員の皆さんの前向きな議論を期待したい。


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