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デンマークへの行政視察 [みどり日記]

今週末からデンマークに8日間の視察に行く予定だ。県民クラブからは、鬼海県議、鎌田県議、平野、そして新社会党の岩中県議と無所属の福島県議の5人だ。大西県議や一部の自民党県議にも声をかけたが、ご自分たち主催の催しがあり、参加できないと残念がっておられた。今回の視察、熊日に囲みで記事が出ていたので、補足したいと思う。

もともと私自身、環境・福祉・男女平等政策・子育て・教育において、世界の中でも住民の満足度と先進性において、つとに評判が高いデンマークに注目していた。三位一体の改革で社会的弱者が悲鳴を上げ、富める者と貧しい者の格差が拡大し、二極化してきている日本の将来に不安が蔓延している中、ヒューマンニズムに基づいた彼の国の、行政と市民の信頼関係は学ぶべき点が多いと思っていた。もちろん、25%の税負担の国に、日本もなるべきだとは思わないが、これから市民の力を引き出しつつ、セイフティーネットを張っていく方向を探るとき、参考になると思うからだ。そして、地方議員こそ、その視点と見識を持って、国にもの申していく大切な時だ。その際、インターネットで調べることだけではなく、現地で実情を見て、関係者に直接話し聞き、意見交換をすることは大事ではないだろうか。このような思いで、個人的に視察計画を考えていたところ、「行政視察として計画し、その成果を県民に戻していくべきだ」との先輩議員からのアドバイスがあり、賛同する方と今回の視察を計画してきた次第だ。

県議会では、4年間の任期中一人100万円という海外視察予算が組んである。そして、前の任期中は、財政健全化期間であることもあり、自粛してきた。既に今期は、超党派の議員団(鬼海県議、福島県議も参加)で、中国でのい草栽培の実情視察において、海外視察費が使われていた。ある意味、大方の議員には、必要があれば有効に使うべきだという認識が共有されていると思う。もちろん、100万円を使い切る(?)必要はないが、逆に今の時代、現政府の“痛みを伴う改革”が世界的にはどうなのかなど、生活者の視点で、角度を変えて見てみることに使わせていただくことは、県民生活への還元を前提とすれば、妥当ではないかと思う。

今回の自民党議員の方々の視察は、95万円という額のようだが、航空機もビジネスクラスを使われている。私たちは、できるだけ低額に抑えるため、エコノミークラスを使う。しかし、それでも、時間を無駄にせず、密度の濃い視察をと計画したため、一日に2ヶ所、3ヶ所を回り、午前・午後とも通訳(それぞれの分野で専門性を持った方)をお願いしているため、現地の視察受け入れ料と通訳者謝礼とバスを借りるだけで、一人あたりの費用約75万円(※)のうち、40万円を占めることとなった。この額が高い安いとは、こちら側では言えない。ただ、充実した研修をすればその分、現地費用がかかるというジレンマはある。

蛇足だが、デンマークを始め、視察受け入れがビジネスになっていることがよくわかった。しかも、市民グループを受け入れる場合と、議員を受け入れる場合は、レートが違うようだ。先方も、数時間を割いて対応するのだから、当たり前と言えば当たり前だ。その点、日本でも特色ある事業等で受け入れている自治体や団体は、受入料をとってもよいのかとも思う。

いずれにしても、視察後の報告が大切だ。まだ日程は設定していないが、私は、熊本市内で視察報告会を開催する予定なので、詳細が決まったらこのコーナーでお知らせしたいと思う。動画でなく静止画なのだが、写真もたくさん撮ってきて、パワーポイントを使ってご紹介する。私たちの視察成果を県民の皆さんと共有し、これからの政策に生かしていきたいと思う。

※今回、障害を持つ議員である平野みどりに認められた介助者と、部屋を共有するため、宿泊費が半額になり、私の場合、総額は約67万円となっている。


お問い合わせ 平野みどり事務所 860-0066 熊本市城山下代4-7-28 
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