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デンマーク便り(3)コペンハーゲン最後の日 [みどり日記]

デンマークでの最後の視察は、HUD(大コペンハーゲン市交通局)への訪問だった。コペンハーゲンでは90年代から、バス事業の管理部門と運行部門を分けて今に至っている。

実際、市内を走るバスは全部黄色で、どこの会社かなどは利用者にはわからないが、運輸連合という形で、7つの民間のバス事業者が路線ごとに入札で決められており、バス事業全体のネットワークと管理は、HUDにより行われている。そして路線や運行時間や料金などが乗客の利便性を最優先に進められるようになり、更に事業コストが抑えられた。

チケット収益は12億クローネ(240億円)で、HUDへの国、県からの補助金は9億クローネ(180億円)なのだが、この補助金が多いとみるか、妥当だとみるかだ。デンマークを始め、ヨーロッパ諸国では、公共交通に税金をかけることへの国民の合意ができている。市民の足としての公共交通の捉え方も、日本も考え直す必要があるようだ。とは言え、公共交通だからと言って、公営事業体が担う必要は必ずしもないとも改めて実感した。

もちろんHUDでも確認したが、運輸連合にしたことにより、交通労働者の首切りや処遇の悪化はないようにしたということだった。

さて、私たちの視察も昨日で終わった。手褒めになるが、大変充実した視察だったと思う。今、コペンハーゲン時間で5日(日)の午前10時。これからカストラップ空港へと向かう。短いようで長かったと皆感じている。(よい意味で)つまり、ホテルを変わらずに、一つの町に住んだ感覚だ。町のどこに何があるかも分かってきて、コペンハーゲンに非常に親近感を覚えてきた。確かに25%の消費税は痛かったが、住むとなると教育や福祉や医療にお金がいらないのは有り難いだろう。

ガイドの女性(宮城県出身の方)は社会人を経て、デンマーク大学に留学しているそうだが、コンピューターを専攻している彼女がこの国を選んだ理由は、留学生も学費がただで、英語で授業があるからだそうだ。今回の参加者は、全員スカンジナビアへの初めての訪問だったが、またいつか来たいと口々に語っている。

さてちょっと寒かったデンマークから、蒸し暑い(?)熊本へ、6日の夕方戻ります!!!


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