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療育センターの今後に期待 [みどり日記]

昨日は熊本県こども総合療育センターのグランドオープンの式典に参加した。療育センターは、古くは松橋療護園と呼ばれ、肢体不自由児の療育機関だった。ここで子ども時代を過ごした仲間たちも少なくない。村上博市議や東俊裕弁護士もそうだ。彼らはポリオ、いわゆる小児マヒで後遺症を持ったのだが、何度かの手術後、療護園を離れ、地元の小学校に戻っていった。当時の同窓生の中には、そのまま養護学校に進んだ人もいたようだ。

さて、松橋療護園時代とはうって変わって、今のこども療育センターの入所施設利用者の大半は、肢体不自由と知的障害を併せ持つ子どもたちだ。子どもたちは、隣接している松橋東養護学校に通い、教育を受けている。また、自宅から東養護学校や療育センターに通ってくる子どもたちもいる。地域の中で、デーサービスやホームヘルプなどのサービスを受けながら、家族と共に生活する重度心身障害を持つ子ども増えてきている。

そうなると、療育は県内の一所に集めて施すのではなく、地域の身近な場所で日常的に受けられるものでなくてはならない。その点では、今回のこども総合療育センターが、県内10の保健福祉圏域(熊本市を除く)での療育レベルのアップのためのセンターである点は評価できる。また、これまで対応が遅れていた自閉症など知的発達障害の療育にも、同センターは取り組んでいくことになるので、この点の進捗も注目していきたい。

建て替わった療育センターは、木質を基調としており柔らかで明るい。壁面を飾る葉祥明氏の陶版画もやさしい雰囲気を醸し出していた。障害を持つ子どもの癒しに、日常的に大きな効果があることだろう。私自身以前から、あまりに老朽化した旧療育センターは、早晩立て替えられるべきだと思っていたが、その内容や規模については、もっと議論を深める必要があったのではと今更ながら感じている。

これからはその立派な建物に匹敵する中味(ソフト)が大事だ。保護者や関係者からは、そんな心配の声も寄せられている。たとえば、不安でいっぱいの保護者を温かく受け止め、丁寧に励まし、共に療育に取り組んでいく姿を示すことは何より大切だ。そのことができて専門家集団だと言える。

財政健全化のこの時期、県民の大切な税金を充てて作られた施設だ。 本年度厚生常任委員である私も含め、関係者はそのことを肝に銘じて、しかも保護者や子どもの目線を忘れることなく、療育センターの機能充実に取り組んでいく必要がある。


お問い合わせ 平野みどり事務所 860-0066 熊本市城山下代4-7-28 
電話:096-319-4080 ファックス:096-319-4081
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