ブッシュの苦境と小泉外交 [みどり日記]
小泉首相が先の総選挙で大勝したのとは対象的に、アメリカではブッシュ大統領が苦境に陥っていると報道されている。もちろんハリケーンカトリーナによる被害を防げなかったことと、その後のお粗末な対応に対してである。
連邦緊急事態管理庁(FEMA)の内部告発でも、カトリーナが上陸する2日前に、今回の事態を予想する報告を国に上げられていたが、FEMA上層部や政府は真剣に受け取らなかったようだ。災害復興についても、未だに遺体収容も終わっておらず、二次災害とも言える健康被害で命を落とす人も相次いでいる。ニューオーリンズなど被災地が完全復興するには、まだまだ時間がかかりそうだ。
ブッシュのイラク侵攻についても、方向を見直すべき時がきている。世界の警察を自認しての、“オレについて来い!”という彼の横暴も、もうなりを潜めている。アメリカの大災害に手を差しのべていこうという世界に対して、ブッシュ外交も協調外交にシフトしていかざるを得なくなっている。
そんな中、6ヶ国協議での日本のポジションでわかるように、アジア外交に何の成果も上げていない小泉首相が、これまで同様“アメリカ追随”で動いていくとすれば、“ポチ以下”だ。総選挙大勝で浮かれてる場合ではない。世界の中では浮いてしまいつつある。世界で何がどう変わりつつあるのか、しっかりと状況を把握していく必要がある。Japan Passing(無視される日本)ならまだしも、世界の中で後ろ指をさされることがないよう、当たり前の外交センスを持って欲しい。