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2006年10月31日

2006年熊本市長選 熊本市がうらやましい

市長選まで2週間を切った。ところが、今月はかなり公務が続いている。議員だから当然こちらが優先となり、応援活動が切れ切れになる。しかし、これまで資料送付等呼び掛けは2度行っているので、支持者の皆さんから広げていただけているようだ。辻立ちの時間が思うように取れず、それが残念だ。もちろん、告示後は、スケジュールをフル選挙モードにしている。

さてその公務だが、今年度は決算委員会の委員の役割が回ってきている。当選した翌年の98年以来なので8年ぶりとなる。既に今年度は、6回に及んでおり、午前・午後と拘束される。明日をもって、全部局の審議を終了することになる。熊本市議会は、各部午前・午後と一日審議するそうだが、我が熊本県議会は、各部が半日で、一日に2部分を審議する。ややもすると、小一時間で一つの部の1年間の審議が終了する。ほんとにこれで委員会?

執行部(県側)は、重箱の隅や痛いところを突かれるより、しゃんしゃんと終わった方がいいに決まっている。議会としては、本来はチェックする訳だから、そんな早業で終わらせてはならないはずだ。ところが、委員長にもよるのだろうが、議員からの活発な意見が歓迎されていないようだ。とにかく、早く終わろうという雰囲気は頂けない。何より、県民に対して、「私たち、しっかりチェックしていますよ!」というメッセージにならない。ある人から、「予算よりむしろ決算の方が大事だ」と指摘された。全くだ。過去を検証してこそ、有意義な予算付けが出来る。今の決算のあり方は、今後考え直していく必要がある。

それにしても、熊本県議会のように、一つの勢力が議席の大半を占めれば、議会と“馴れ合わない”という執行部側のリーダーシップがなければ、執行部は議会からの影響を過度に受け続ける。私が何故、熊本市長選挙に肩入れするかと言えば、もちろん同僚だった幸山氏をよく知っているということもあるが、何より、幸山市長が「議会と執行部は馴れ合ってはいけない。両輪が近づき過ぎて一輪になることは不安定極まりなく、健全ではない」と主張し、議論は議会で尽くす姿勢を貫き続けているからだ。「そこまでやらなくても」とか、「根回しも必要では」という意見には組せず、常に市民目線であることに敬服する。対立候補を推している市議の中にも、「幸山市長になってから勉強するようになった」と評価している人もいる。勉強嫌いの県議が多い熊本県議会では、ある意味執行部は、議員に慇懃にさえしておけば、“料理しやすい”のではないか。

こんな執行部と議会のあり方に疑問を持つ県職員も少なくない。自民党の市議に対抗馬を出させるに至った幸山市長の“口利きの文書化と情報公開”を、熊本県でも一日も早く実現して欲しいという声を県職員からよくもらう。何度、私が議会で質問してもここに踏み込まない知事の姿勢に疑問を持つ。口利きにより仕事がやりにくいとか、余計な仕事が増えるとか、何より県政を歪めていると実感する職員がいるというのに。県職員を不当な圧力から守ることにもつながるし、何より、県民に誠実であることにもつながるはずだ。

2006年10月28日

ひさしぶりの「あゆみの家」

今日は朝から、新婚当時3年半住んでいた平成に向かった。ホームセンター産交の裏を走る豊肥線を渡ると平成ウッディビラが8棟ほど立っている。そこの南側の棟に住んでいた。その土地の地権者であるお一人の山下さんのお子さんたちが通う小規模作業所「あゆみの家」も、平成ウッディビラの一角にあるのだが、そこの秋祭りに参加した。

住んでいた頃から、時々「あゆみの家」には出入りさせていただいていたが、利用者の皆さんも結構年を取ってきていらっしゃるなと感じた。私もそうだから当たり前なのだが。そして、彼らを在宅で支えるご家族も、年々お世話が大変になってきていらっしゃるようだ。そこに今回の障害者自立支援法の直撃。あまりの拙速に改めて怒りがこみ上げる。

ご挨拶をさせて頂く中でも、その点に触れ、参加なさっていた自治会長さんや民生委員の皆さんにも、地域としての支援もお願いした。ちょうど、弟さんがかつてあゆみの家の利用者だったという木原稔代議士も参加しておられたので、国会での前向きな、見直しや支援への議論をお願いした。

その後、全国重症心身障害児(者)を守る会の九州・沖縄ブロック熊本大会の開会式に参加するために、ロマネスクリゾート菊南に向かった。10月1日からの本格実施直後、今後の福祉に不安の声が上がっている中での大会だ。県や市の挨拶では、自治体としても努力していく旨発言があった。県議会議長の挨拶では、代理の厚生常任副委員長の池田和貴県議が、9月県議会で国への意見書を採択したことを報告していた。

私は、最後の挨拶だったので、視点を変えて、8月に基本合意した国連障害者権利条約について報告させていただいた。特に、熊本市の障害を持つ弁護士東俊裕さんの日本政府団での活躍と役割、そして、条約を受けての国内法や条例の整備についてお話しした。何より、行政にお任せでなく、私たち当事者や家族の関与が重要であることを伝えた。各県から集まって来られた皆さんは、真剣に話しを聞いてくださった。その後、幸山市長の辻立ちに合流するため、薄場町に向かった。

2006年10月27日

2006年熊本市長選 ナンデ変えなんと?

昨夜、学生や若者主催による熊本市長選の公開討論会が、県立劇場で開催された。会場に入るなり来場者の少なさに驚いた。400~500人ほどだっただろうか。1800人の収容の会場だが、告示直前の貴重な時間を候補予定者はやりくりして来ているのだから、もっと多くの人に聞いて欲しかった。主催者の皆さんは、様々な場面でビラ配りをしたりしていたが、いわゆる動員がないと難しい会場であることは確かだ。産文かパレアホールくらいでよかったのでは?

こう思うのも、内容がとてもよく、構成もよく錬られたものだったからだ。かなり、議論を積み重ね、公平かつそれぞれの個性が出るようにとの検討があったのだろう。来週行われるJC主催のマニフェスト公開討論会は、ある意味で、プロっぽい展開になるだろうから、昨日の学生や若い社会人が企画した公開討論会は、一般市民にわかりやすいもので、その点はよかった。だからこそ!、もったいなかった。もっと多くの市民が聞くなら、判断の大きな助けになっていただろう。熊本ケーブルテレビで放送があるそうだから、それを見ていただきたい。

候補者もそれぞれの立場で丁寧に答えていた。私としては、現職であることも利があろうが、政策に関するバランスがよいという点と若いエネルギーに満ちている点で、幸山市長のポイントが群を抜いていたように思う。何より安心感があった。「そうだ!」と心の中で相づちを打ちながら聞いていた。

先日、「幸山さんばナンデ変えなんと?」と年配の方から聞かれた。この質問はこれまでも何度か投げかけられた。昨日の討論会を聞いていた人たちは、これだけ論旨明快で、目線の低い市長はいないと感じたのではないか。それなら、「今、変えることは熊本市にとっての大きな損失ですよ!」と更に伝えていかなければ。

2006年10月24日

2006年熊本市長選 公開討論会に行こう!

4人の候補者の政策、政治姿勢を判断するため、下記の公開討論会へのご参加をお願いいたします。前者は若者が中心となり企画し、後者は青年会議所が企画しています。


●「第二回・熊本市長選2006公開討論会」
  一皮剥けた公開討論会!!

☆フリーディスカッションで立候補予定者間の熱い激論を肌で感じましょう!
☆立候補予定者のアピールタイムあり!意外な一面が見えるかも!
☆会場からの質問を受け付けます!更に一名限定で壇上で直接質問できます!
☆託児可(要予約、未就学時)&小学生対象のキッズスペースあり
☆お帰り時に臨時バスあり!(交通センター経由熊本駅行き)

イチマルニーロク。
揺れるケンゲキ。
人間劇場!

日時/10月26日(木)18:30開場 19:00開会 21:00閉会
会場/熊本県立劇場コンサートホール
出席者/さとう達三氏、本田良一氏、幸山政史氏、なかしま啓子氏
(出馬表明順)
内容/熊本市長選挙の立候補予定者を一堂に会し、公開討論会を行います。
主催/第二回熊本市長選2006公開討論会・実行委員会
※どの政党等とも結びつきのない県下の有志による任意団体です。
お問い合わせ
touronkai2006_s@hotmail.co.jp 090-7471-5800(中里)


●ローカルマニフェスト型公開討論会

このたび私たちはローカルマニフェスト型公開討論会を開催させていただくことになりました。現状のさまざまな問題を解決していくためには、私たちが自らの手によって「政治との失われた絆を取り戻す」必要があります。熊本市の将来のために「ともに問題に取り組んでいけるような人物を選ぶ」責任があるということを自覚する必要があるのです。

この公開討論会では、ご出席いただく熊本市のリーダーを目指される方が、自らのビジョンを数値目標や財源、期間をローカルマニフェストとして明示し、市民の皆様に伝えられる場としたいと考えています。

私ども(社)熊本青年会議所は、政治的に公正中立な立場の組織としてこの公開討論会の機会を実現することが重要な使命であると考えております。何卒趣旨をご理解のうえ、ご協力賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

主催   社団法人熊本青年会議所
協力   ローカルマニフェスト推進ネットワーク九州
実施日時 平成18年10月30日(月)
       開場18:30 開会19:000 閉会21:30(予定)
会場   熊本市産業文化会館 大ホール
参加費  無料
来場予定者数  700人
コーディネーター:
 神吉 信之氏(ローカルマニフェスト推進ネットワーク九州 代表)
パネリスト(五十音順)幸山政史氏
           佐藤達三氏
           本田良一氏

お問い合わせ先及び応募方法:
(お問い合わせ連絡先)
熊本市城東町4-2 社団法人熊本青年会議所 内
「熊本未来創りローカルマニフェスト型公開討論会」係
TEL 096-352-6655
FAX 096-352-6174
E-mail info@kumamotojc.com

1. 往復はがきによる応募方法
下記のサイトを開いていただき、記入要綱のとおりご記入いただきご応募ください。返信用裏面には、何も記入しないで下さい。当日は返信はがきをお持ちください。
http://www.kumamotojc.com/modules/news/article.php?storyid=84

2. FAX・E-mailによる応募方法
(1) FAXによる応募方法
上記連絡先にFAXにて参加者全員(2名まで)の住所・氏名・年齢・電話番号・FAX番号をご連絡いただきますと折り返し参加受付書をFAXいたします。当日は参加受付書のFAX控えをお持ちください。

(2) E-mailによる応募方法
上記連絡先に参加者全員(2名まで)の住所・氏名・年齢・電話番号をMailいただきますとMailにて参加受付書をMailにてお送りいたします。当日は参加受付書のコピーを出力してお持ちください。

*会場の都合上、先着700名にて締め切らせていただきます。

2006年10月23日

2006年熊本市長選 ”個人として”賢明な判断を

私の議会便り「みどりニュース」がやっと出来上がった。地元の城山や高橋の一部、小島の一部など、支持者の方々が配ってくださる。ただ、市長選が近づいているので、5日の告示前までには、配ってしまわないといけない。少しご迷惑をかけるが、今週末で配ってくださるとのこと、大変有り難い。

今回は、支持者への郵送分には、市長選関連の案内も同封する。そして再度危機感を共有していきたいと思う。幸い、私の支持者の皆さんは、ほとんど幸山市長支持の私のスタンスと齟齬がない。議員によっては、そこが悩ましいという方もいらっしゃる。それでも「自分の政治信念をきちんと伝えれば、たとえ市長選で立場は違っても、来春の選挙に影響はない」と。そんな姿勢を頼もしく思うし敬服する。ぐらぐらと日和見ると返って、有権者にはわかりにくい。政治家は信念が大事だと思う。

連合の今回の決定と、多くの連合推薦議員の支持候補が違うことで、末端の組合員の皆さんはどう感じているだろうか。一部の労組は連合推薦候補の推薦を決めているようだが、事実上の自主投票は少なくない。「結局は、政策、政治姿勢、政治手法、人柄などで判断する」という人もいれば、「足下の市議会そして県議会で、こんなに現職を支持していることの意味を考えたい」という人も。「どうしてこうなったのか、困惑している」という方も。

今回の「ねじれ」は、選挙後整理していかなくてはならないと思う。物事を決めるプロセス、判断基準を、末端の組合員にもわかりやすくすることは、今後の課題ではないだろうか。ただ思うのは、組織内の候補を押し上げる議員選挙や与野党の対決が争点の国政などとは若干違い、市民生活と向き合っている自治体首長選挙においては、そこに住む人の「個人としての判断」が尊重されるべきではないかということだ。そうでなければ、住民としての首長を見る”政治力・住民力”は上がらない。

11月12日まで、熊本市内の有権者の皆さんは、必ず投票に行っていただきたい。その権利を行使しなければ、何も発言する資格はないのだということを訴えていきたい。とにかく、市長選があることを知らなかった、あまり関心がないという方に目覚めていただき、投票率を上げなければならない。

2006年10月20日

2006年熊本市長選 熱気の会場に3300人!

県立劇場コンサートホール。19時を回っても、まだ人が次々会場を目指していた。週末の夕方だ。主催者は開会を10分送らせることにした。

既に会場の3階まで埋まり、立ち見や通路で陣取る人たちも。舞台の袖で覗き込むと、今か、今かと熱気と興奮が伝わってくる。それは、決して動員されてきたのではなく、自らの意志で幸山市長の2期目を求める人たちの熱い思いだ。

会場の座席は1800人だが、手渡しした資料3400部は完全に行き渡った。複数とった人がいたとしても、会場前のホワイエも含め、3300人は入っていたことになる。凄い!この数日、支援の議員は自ら電話をかけまくり、支持者に決起集会を伝えた。中には、私が支持していることは知っていても、「総決起集会」自体を知らなかった人も多く、掛ければ掛けるほど、参加するという人が増えた。ただ、週末であり、直前であったため、断わられる方も。それでも、厳しい状況だと伝えると「私はもちろん入れますし、必ず周りに伝えます」とおっしゃる。有り難い。

先週は、パソコンも駆使して呼び掛けた。メーリングリストで一括送信すれば簡単だが、それでは思いが伝わらない。ネット環境にある約300人の方に、一人ひとりメッセージを変えて、参加を呼び掛けた。川辺川、福祉、教育、女性運動関係の皆さんなどが、更に自らのネットワークで広げてくれた。会場では、労働組合関係の方々の顔も多く確認できた。

開会。応援に来られた大分市長の釘宮磐さん(元民主党の衆議院議員)のお話は、実に的確であり、私たち議員にも励ましになった。「自治体として、負の遺産を減らし、着々と改革の成果を上げている。何故、そんな幸山市長の選挙が無風でなく、追い落とそうと対立候補が出てきたのか、不思議だった」この点に、「それほど、幸山さんのしがらみを断ち切る市政が嫌であり、困る人たちが市議会にいるということなのですね。皆さん、こんなにいい市長、幸山さんを必ず当選させて、熊本の未来を一緒に創ってください!」有り難くも、心強いメッセージだった。

その後、松野頼久代議士に続き、私たち議員団は、「幸山市長を応援する議員の会」の横断幕を持って壇上に登場した。見ていた人から、「圧巻でしたよ。やはり議員の応援が一番、光りますし、強力です。皆、しゃべりのプロですから、話も分かりやすく面白かったです」という感想を頂いた。議員はそれぞれ1分でメッセージを伝える“練習”をしていた。

私は、“みどり”だが、当日“赤”い上着を着て、危機感を訴えたつもりだ。昨日は素晴らしい集会となったが、これがある意味スタートだ。草の根、後援会、支援団体、あらゆる手を打って、11月12日に幸山市長再選を実現しなければならない。

ちなみに、明日は、ある陣営の集会が、同じ県立劇場であるそうだ。建設関係の方からこんな話を聞いた。「各団体に入場券が配られました。それには『通し番号』が打ってありますから、どこがどれだけ来ているか確認できるわけです」それなら、“動員”が効くだろう。しかし、どれだけ、市長を変えなければと本気モードの人がいるかは怪しい。その方も、「先方にも行きはしますが、幸山市長に入れます」と明言してくださった。

とにかく、私たちは今日からあらたなスタートだ。

2006年10月19日

2006年熊本市長選 熊本市は九州で3番目!

今朝メールチェックしていると、ある経済界の方からのメールが届いていた。

「10月16日付けの日本経済新聞に、自治体の行政革新度調査が出ています。熊本市は上位ですよ」とあった。早速、記事をしっかり見てみると、全国の自治体の中で65位、九州では政令指定都市と県庁所在都市のなかで、1位佐賀市、2位北九州市、3位熊本市となっていた。凄い!

幸山さんが市長になってから、中核市の中で最低だった財政が、ようやく真ん中まで回復したそうだが、この結果にきちんと現れている。この行政革新度は、決して、コストカットという意味ではない。もちろん無駄を見直した結果ではあるが、むしろ「選択と集中」の結果だ。更には、住民参加の仕組み作り、NPO支援、情報公開など透明度も、このランキングには加味されている。

着実に結果を出してきた幸山市政だ。議会と馴れ合わずに、「住民主体の行政運営」を口だけでなく、実行してきた幸山政史市長は、21世紀の市長だということが、今回の自治体の行政革新度調査でも裏付けられた。20世紀の政治に戻すことは、市民への裏切りに他ならない。

2006年10月18日

2006年熊本市長選 20日は県立劇場へ!

★★ 緊急連絡!★★

一週間の終わり、飲みに行きたい金曜日(?)ではありますが、11人の市議、4人の県議、松野頼久代議士が勢揃いします。その他、あっという応援弁士も。幸山市長の訴えと盛り上がります。どうぞご来場ください!

■幸山政史総決起集会■

日時:10月20日(金) 19:00~20:00
会場:県立劇場コンサートホール(熊本市大江)

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先日15日に「幸山市長と未来を創る草の根市民の会」が立ち上がり、集会が開かれた。たくさんの人に来てもらう目的ではなく、市民としてネットワークを広げて頂ける方たちに声をかけ、会場も小さくしてじっくり話を聞き、意見交換していただくことにしたと、代表の原育美さんは挨拶で語った。54人の部屋に60人ほど集まっていただいた。

「市長と直接会うのは初めて」という方や「応援している。現職だから大丈夫なのでは」という方、あるいは「基本的には支持しているが、いくつか意見が違うところもある」という方々までいらっしゃった。中には、障害を持つ子どものお母さんで、一家で東京から移ってきた方もおられたも。ちょうど、障害者自立支援法が始まったタイミングとあって、「熊本市の福祉はどうなっているの?」と疑問を持って、会場に来た私の友人だった。

ところが、彼女は「本当に来てよかった。福祉に冷たいのではないことがよくわかった。認識が全く変わった。」制度が変わる中、福祉課の事務方も右往左往で、保護者として嫌な思いもしてきたのだろう。しかし、トップの話を聞いて安心したようだ。実は、8月の段階で、私が声をかけて福祉関係者15人ほどと、幸山市長が会う機会を作り、これまでの熊本市の障害者福祉の問題点を訴えた。市長は、「直接、皆さんの大変な状況を聞いて、中には初めて知ったこともありました。これまでボトムアップで、あまり口出しして来なかったのですが、トップダウンで指示していく必要もあると思いました」と語った。この大変な時期を、行政と市民が力を合わせて乗り越えていくパートナーシップが重要だ。

さて、15日は、東美千子市議、東すみよ市議、渡辺県議、平野も前座で少し話しをさせていただいた。その中で、特に、元熊本市の保健師として働いてきた東美千子市議が、5分ほど、「市立産院問題の内実」を語った。これが圧巻。「マスコミ報道ではわからなかった」、「幸山市長は単に廃止を進めていただけではなかった」、「67万市民の生まれてくる子どもたちにできるだけ公平・公正にという意味がわかった」と、目から鱗組が続出。

その結果として、今度は、「幸山市長の続投を願う東部女性市民の会」まで立ち上がり、既に、メーリングリストで集会の準備が進んでいる。会の事務を進めている須藤久仁恵さんたちは、「矢も立ても溜まらず、動き出すことにした。幸山市長に必ず続投してもらわなければ」と熱い。嬉しい動きだ。

2006年10月17日

2006年熊本市長選 日曜日の街頭演説

15日は午前中、城山小学校の運動会に出席した。いつもながら、入学半年の1年生の可愛いこと。行進の時も、ちらちらと来賓席を見ながら、手と足を一生懸命にリズムに合わせて動かして進んでいく。うまく進む子もいれば、苦手そうな子も。その後ろには、学年毎に大きく成長しているお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが続く。6年生ともなると、小学生とは思えないような、体格のいい子たちもいる。やっと赤ちゃんを脱皮した子が、6年間で、大人の入り口の子までに成長する。その成長の速さを不思議に感じる。

さて、運動会と言えば、実は私のシーズンだ。球技は楽しいのだけれど苦手だった私は、かけっこは大得意で、リレーの選手にもなっていた。唯一、体育で賞状をもらえるのが運動会。だから、キンモクセイの香りに包まれる校門をくぐると、そんな懐かしくも楽しかった時代がよみがえる。

ところが、夫はかけっこが大の苦手。運動会はトラウマなのだそうだ。なるほど、運動会は、子どもによっては捉え方がずいぶん違うのだろう。順位を決めないようにしようという議論も以前にあったようだが、そこまでしなくてもと思う。ただ、子どもが運動会で憂鬱にならないような工夫は必要だ。走力が劣っていても、勝てたり、楽しめたりする競技などがもっと増えてもいいのではないかと、運動会で思ったりした。

運動会に午前中顔を出した後、パルコ前の幸山市長の街頭演説に参加した。大西・幸山・平野と並ぶと、4年前を思い出す。大西・幸山で街頭演説の第一声が始まった時、私は支援労組や政党に、幸山支援の決意を伝えて回っていた。応援することは以前にご本人には伝えていて、気持ちは揺るがなかったが、事前の挨拶は必要だと思った。何せ、最初は連合推薦議員でたった一人だった訳で、今考えても、あそこまでよく捨て身になれたものだと思う。

さてそんな思い出に浸ってはいられない。選挙戦は極めて厳しい。前回と違って、相手陣営(佐藤氏)の議員も本気で動き回っているようだ。いつになく(?)、江原会(熊本高校同窓会)も活発だそうで、同窓生がいる家には、郵便物や電話がしょっちゅう来るらしい。実家には卒業生である実弟はもういないのになあ。もったいない。

熊本県民は、全国でも珍しい程(異常なほど)どこの高校出身かを知りたがり、聞きたがる。同窓という親近感で応援したくなるのは、わからなくもない。しかし、67万市の市長を決める選挙だ。“本当に”にその候補が人格的にも、政治姿勢においても、政治手法においても、その任にふさわしいのかじっくり考えて選ぶべきだ。私のところにも、「私は同窓かどうかで選ぶほど無責任ではない」と、幸山市長の続投を支持する江原会の方々からもメールをいただいた。

日曜日の街頭演説に戻ろう。14時にパルコ前に陣取ってスタート。大西さんの演説が始まった時には、ギャラリーはビラ配りに来た、7,8人の幸山事務所のスタッフのみ。大西、平野とマイクを握るうちに、通りかかった人は、幸山市長本人もそこにいることに気づき、話を聞こうと立ち止まり始めた。幸山市長の演説後半で、「本物の“市民派”は私だけ。よく考えてください」というフレーズに至る頃には、一重、二重と人垣ができていた。そして最後には、通りかかった方のお一人による、その場でのガンバローコール。こんな雰囲気のいい街頭演説を、私自身も他の議員とどんどん進めていきたい。

2006年10月16日

2006年熊本市長選 議員勢揃いで街頭演説 

先週末も市長選を中心に動いた。14日の夕方、「幸山政史市長を応援する議員の会」主催の街頭演説会がシャワー通りで行われた。その日、記者会見で、幸山市長支持を明確にした松野頼久衆議院議員を始め、都合により当日参加できなかった田辺正信市議、上村恵一市議を除く、市議9名(佐々木俊和、東すみよ、東美千子、中松健児、村上博、田尻善裕、白河部貞志、大石浩文、廣瀬たまよ)と県議4名(渡辺利男、田上泰寛、平野みどり、大西一史)が勢揃いした。

それぞれがマイクを持ち、何故2期目の幸山市政継続が必要かを、彼の政治姿勢や政策を中心に熱く語った。特に、「市長と市議会の対立」という見出しでの報道が多い中、「そうではない。市民の見えない場所で議論され、議会に出された時は決まっていたこれまでがおかしかった。幸山市政で、目に見える場所での議論が始まったのだ」というように、幸山市長の政治手法を肯定する意見が市議たちから相次いだ。

村上市議は、「幸山さんの前までの市政は20世紀の市政。幸山さんから21世紀の市政が始まった。対立候補は”20世紀の市政”に戻したいと思っている。皆さん、それでいいのですか?」と訴えた。20世紀の市政とは、言うまでもなく、口利き・根回しの政治スタイルであり、67万市民からの血税を、私利私欲でゆがめて使ってきた市政だ。こんな時代に逆戻りさせるわけにはいかない。

翌日、街頭で聞いておられた方からこんなメールを頂いた。

「多くの議員の方が応援に来られたことで、あれは対立ではなく『議論』だったのだ、根回しだけでなく議論で進めるスタイルなのだということがわかりました。そして、過去に議論の相手となった市議(廣瀬市議のこと?)も応援に駆け付けておられたことは議論ができるスタイルを支持しておられることなんだろうと思いました。幸山市長がんばって欲しいですね。本当に誠実な感じの方で、『引き続きやらせてあげたいな』いう思いを強くしました」

選挙戦は、混戦模様だが、誰が市民に最も誠実で、現実を踏まえた未来志向なのかを、更に訴えていきたい。そのことに尽きると言ってもいい。

2006年10月13日

2006年熊本市長選 投票日まで一ヶ月

4人の候補が市長の座を争う選挙戦となるようだ。早くから幸山氏、佐藤氏、本田氏3人の名前は上がっていたが、中嶋啓子さんが共産党の支援を受けて出ることになったので、幸山応援団としては、一層危機感を持ってとりくまなければと、心を新たにしている。

幸山応援団の廣瀬たまよ市議のブログには、中嶋さんとこれまで運動を共有してきた経緯もあり、苦しい胸の内が吐露されていた。私のブログで紹介してもいいかと尋ねたところ、了解の回答と共に、中嶋さんが出馬したことでの怒りにも満ちた“本音メール”が返ってきた。もちろんご本人の意向もあり、紹介は遠慮する。

4年前、共産党は幸山氏を応援したが、実は私は、いつかは限界が来るだろうなと感じていた。取りあえず、当時は、三角市長を始めとする「歴代の市政の体質を終わりにする」という一点で同一歩調がとれた。その後、口利き禁止など、共産党も、幸山市政の議会と馴れ合わない開かれた市政作りは一定評価していたはずだ。今回の共産党が推す中嶋さんの出馬で、ほくそえんでいるのは、佐藤陣営にいる市議たちだ。

恐らく、中嶋氏や共産党が主張する「低負担・高サービス」とのギャップで、幸山市政に一部異論が出たのだろう。理想と言われる北欧型福祉社会でも、「“高負担”・高福祉」だ。国が民意を受けて、負担覚悟で北欧型に舵を切らない限り、一自治体で理想は現実とはならない。(誤解のないように言っておくが、障害者自立支援法などによる、弱い立場の人への応益負担とは別問題だ)廣瀬さんも返信メールで述べておられたが、「政治は綺麗ごとだけでは済まない生々しい営みであり、だからこそ理想を失ってはいけないのは確かなのだけれど、現実としては、妥協もありの我慢辛抱を駆使して爪繰るように勝ち取るしかない・・・」には同感だ。

今後、中嶋氏らが主張する福祉や教育と、幸山氏の実績や今後の違いについて、私たちもしっかり答える形で、選挙戦で論戦を戦わせていきたい。明日は応援議員団の街頭演説(17時からシャワー通り)、15日は19時から「幸山市長と未来を創る草の根市民の会」による「幸山市長と語ろう会」、週末も忙しくなりそうだが、秋空のようにさわやかに応援の輪を広げていきたい。

●廣瀬たまよ市議のブログ(10月8日付)
http://www.hirosetamayo.com/diary/index.php

2006年10月10日

2006年熊本市長選 幸山市長と語ろう会、その他

11月12日の熊本市長選の投票日まで後34日。徐々に市民の関心も高まってきているようです。私は出来る限り、幸山市長の街頭演説に同行し、支援をお願いしています。幸山市長は、前回は挑戦者でしたが、今回は挑戦を受ける側。しかし、公務時間外の、朝、夕、週末に、まるで初陣の時のように街頭演説を丁寧に続けるその姿は、”未来を切り開く挑戦者”そのものです。

とは言え、今回の選挙は前回とは違う厳しさがあります。4年前を思い起こし、新しいくまもとのスタートを本物にするために、仲間の議員たちと全力で取り組みたいと思います。以下、3つの集会いついてご案内しますので、ご都合のつく皆さんは、ご参加をよろしくお願いいたします。


== ご案内 その① ==

■幸山市長を応援する議員の会 街頭演説会■

2期目に挑戦する幸山政史さんを支援する議員は、前回、松野頼久代議士、県議3人、市議1人でした。しかし、市長選後に議会改選があったことと、市長の「議会と執行部は馴れ合わない両輪であるべきだ」という姿勢を見てきた市議の中で、続けて舵取りを託したいという方々が増え、今回は15人の議員が応援しています。

下記の日程で、応援議員が一堂に介して街頭演説会を行います。幸山市長と私たちの訴えを、会って、見て、聴いてくださいますよう、お願いいたします!

日時:10月14日(土)17:00~
場所:シャワー通りマクドナルド前

国会議員:近々合流予定
市議:くまもと市民連合(村上、東す、中松、東み、他3名)、
    改革フォーラム(白河部、大石、田尻よ)、一歩の会(廣瀬)
県議:
 県民クラブ(渡辺利男、田上泰寛、平野みどり)
 無所属(大西一史)


== ご案内 その② ==

■幸山市長と語ろう会■

4年間の幸山市政を見ても、口利きの文書化など情報公開を徹底してきた点、中核市で最低だった財政を、中核市の中位まで引き上げてきた点、子育て支援や少人数学級への積極的な取組みなど、着実に成果を上げています。

ところで、新聞の紙面では、時折、「市議会議員の一部との確執があり、そのために議案の否決されている」と、センセーショナルに取り沙汰されています。昔の市政に戻したい市議が抵抗しているように思えますが、果たして実態はどうなのでしょうか?その点も伺ってみましょう。

そんな幸山市長の4年間をご本人に振り返っていただき、後半は会場の参加者の皆さんとの質疑や意見交換などを行うため、「幸山市長と語ろう会」を開催いたします。しがらみや立場を越えて、一人の市民としてご参加ください。当日は、市議会で幸山市政をつぶさに見てきた応援団の市議あるいは県議の皆さんにも参加していただきます。幸山さんの話をじっくり聞きたいという皆さんのご参加を、心からお待ちしております。

日時:10月15日(日) 19:00~20:30
会場:県民交流館パレア 10階 会議室7
参加費:無料

主催:幸山市長と未来を創る草の根市民の会
問い合わせ:原育美
ikumi@wd6.so-net.ne.jp
090-9579-7660


== ご案内 その③ ==

各地での決起集会の集大成、選挙戦前半の山場として、県立劇場で「幸山政史総決起集会」が行われます。

集会にたくさんお越しいただくことだけでなく、集会の中身も更に重要です。この機に、熊本の未来に向かって挑戦し続ける幸山市長の4年間の政策を皆さんと確認し合い、2期目を誓い合いながら、選挙戦後半へと支援を盛り上げて行きたいと思います。

お友だちやご家族にも声かけをお願いいたします。そして一人でも多くの皆さんが、10月20日に県立劇場にお越しくださいますよう、重ねてお願い申し上げます!

■幸山政史総決起集会■

日時:10月20日(金)19:00~
会場:熊本県立劇場コンサートホール
   (1800人収容)

問い合わせ:幸山政史事務所
TEL: 096-346-1801
FAX: 096-346-1809
E-mail: jimusho@kohyama-office.com

2006年10月09日

核実験は許さない

北朝鮮で地下核実験が行われたようだ。号外が出るほどなのは、日本が隣の国だからだろう。日本国中が警戒モードだ。報道によると、アメリカによる経済制裁が効いている中、追い打ちをかけるように、水害での人的被害と食料被害が尋常ではないほど深刻らしい。ギリギリ追いつめられていることは確かなようだ。

それにしても21世紀の今、核実験?一体何を考えているのだろう。指導者は、悪童を超えて、国際的犯罪人だ。ただ、くれぐれも朝鮮半島から日本に移り住んでいる在日の人たちに、不満や怒りの矛先を向けてはならない。彼らも、困惑していることは間違いないのだから。苦しさに理解を示し、この日本で暮らす仲間として、同じベクトルで対応していきたいものだ。

さて、熊本市は、「朝鮮会館」の一部の会議室への固定資産税の減免を行なっているが、「北朝鮮の方を持つのか」などの筋違いの批判には、屈してもらいたくない。戦前の国策の一環として、朝鮮半島から多くの人たちが日本にやってきた。この中には、強制的に連行された人も少なくない。戦後、祖国に戻らず、日本で生きることを選択した人は、日本で祖国の仲間との絆を紡ぐ場所が必要だった。その一つが朝鮮会館だ。公民館的な活用がなされている場所である会議室(会館の一部)に、減免するのはおかしくない。

確かに、私も今の北朝鮮では、独裁者金正日が国民をとことん痛めつけ、周辺諸国にも迷惑をかけていると思う。一日も早く、北朝鮮国内でこれ以上犠牲者を増やさないために、民主的な体制に改められるべきだ。拉致被害者の解放と帰国も、何とか全員実現させなければならない。しかし、今日本に暮らす在日韓国・朝鮮人の皆さんの人権や市民生活も、きちんと保障していかなければ、良識ある先進国とは言えない。

今、最高裁の判断を待っているところだが、今回の市長選で、佐藤氏と本田氏は「減免は廃止すべきだ」と主張している。しかし、どんなに北朝鮮が許されない暴挙を重ねても、在日の皆さんとそのことは関係ない。幸山市長の減免を継続するという見解を、私は信念を持って支持する。

最後に、今回の北朝鮮による地下核実験に抗議して、明日、座り込み抗議行動が予定されている。15時~18時まで辛島公園で。その後、集会も行われる。それにしても、東アジアの緊張が、これ以上深刻にならないよう、北朝鮮が冷静さを持つよう祈りたい。

2006年10月05日

9月県議会を終えて その2(費用弁償・教育委員人事)

今日の午後、所用のため八代までリレーつばめを使った。わずか20分の乗車後、新八代駅に着くと、新幹線が待っていた。平日の3時台なので、リレーつばめも新幹線も車内はガラガラで、もちろん新八代駅で降りる人もまばら。時間帯と曜日によっては、ここまではないのだろう。駅前にぽつんと建設中の東横インがそびえていたが、区画整理はできているものの、他の開発はまだのようで、当分この閑散とした風景が続くようだ。ただ、あまり好ましくない施設(遊興関係)などは困るので、なんとか知恵が出てくることを期待したい。

さて、9月県議会では、県議会議員の海外視察において支給される支度金を廃止することが、議会運営委員会で決まった。当たり前の判断だと思う。恥ずかしながら、この制度があること、最近まで知らなかった。まだまだ、不必要な制度がありはしないか、しっかりチェックしていきたい。その中で、かつて総務常任委員会で私も指摘してきた“議員の費用弁償”については、今回、市民団体から見直しを求める請願が提出されたが、こちらは総務常任委員会で継続になった。

費用弁償とは、議会開会中、議員に支給される交通費や宿泊費のことだ。天草や人吉・球磨など遠方から県議会に来る議員の交通費や宿泊費と、熊本市内から通う議員の費用(もちろん宿泊費は支給されないが)との差は大きい。当然、費用弁償はあってよいと思う。問題は、その金額だ。私を含めて熊本市内に住む議員には、議会開会中、「一日あたり12,000円の交通費」が支給されているが、この金額はあまりに高すぎる。他県では、既に実費支給にしているところもある。熊本市内の議員なら、議会と自宅の往復で、距離から計算したガソリン代を、幾ばくか支給すればいいはずだ。そして、遠方の議員の交通費と宿泊費は、実費支給にすればいい。もちろん領収書付きで。その中では、現在の支給額より高くなる議員もいるかもしれないが、それは当然支払われるべきだろう。

議員活動を行う中、議会に近いか遠いか、障害があるか無いかなどにより、不利益や不公平があってはならない。条件の差を埋めることは合理的な配慮だ。今回の請願を受けて、本来ならすぐに見直すことを明言すべきとも思うが、今後しばらく議会運営委員会で論議されるので、推移を見ていき、来年度の予算に反映させられるよう、県民クラブとしても働きかけていきたい。

さて、今議会の提出された「人事案件」について一言。教育委員の交代人事だ。片渕美和子委員(産婦人科医、PTA役員)が、わずか1期4年で交代となった。片渕さんと言えば、保護者でありPTA会長として学校現場を知る方で、尚かつ、今問題になっている子どもたちの性の問題を含む健康問題の専門家でもある。そんな立場で、積極的に教育委員会で発言されてきた方だ。ご本人に確認したところ、自己都合での辞職ではないそうだ。

時には、教育庁に対して厳しい発言もあったかもしれないが、そんな委員がいてこそ、バランスのいい開かれた教育委員会となるのではないだろうか。“耳障りのいい発言”や“お手柔らかな発言”を歓迎する体質が教育庁にあるとすれば問題だ。今回議会に提出された人事案件については、前任の片渕さんの教育委員退任に合点がいかなかったため、『県民クラブとしては一時は否決を考えた』が、後任の古荘文子さんを承認するか否かの案件であるため、片渕さんにも後任の古荘文子さんにも、結果的に影響があるかもしれないことに配慮し、教育委員会には今後のあり方について強く要望を伝え、この人事案件を承認した。

2006年10月04日

9月県議会を終えて その1(高校再編・障害者自立支援法)

9月県議会が閉会した。今議会後には、決算委員会も入ってきたため、ばたばたしていて、日記にも落ち着いて取り組めず、長いインターバルの末、今日に至った。

さて今議会では、「高校再編」と「障害者自立支援法」への対応について、多くの議員が質問の時間を割いていた。前者については、各地で行われた地元説明会において、計画について懸念する意見が噴出し、同窓会や自治体が動き出して、「地元高校存続」を求める動きが加速してきている。また熊本市長と市教育長も、学区制の拡大については、「市外からの生徒の流入によって、はじき出される熊本市の生徒が増えること」に懸念を示した。それらを受け、計画通りに進めることが難しくなってきている旨、教育長の答弁があった。恐らく、年単位での計画のずれ込みが起こるだろう。自治体の首長も含めて、議論を投げかける中で、計画の道筋をつけていくプロセスはとれなかったのだろうか。拙速だったと言われても仕方ない。

少子化に伴い、一定程度の再編は避けられないとも思うが、地元にとっては、地域再興をしていく人材が地元を離れる可能性が大きいことは、死活問題とも言え、当然の主張だろうとも思う。「県総合計画の“総合”が泣く。美しい言葉が、虚しく響く」という声に、教育長にだけ任せるのではなく、また、統廃合での歳出減を考えるのではなく、知事にはもっと、高校再編の影響が将来どんな意味を持つのかを熟考していただきたい。

「障害者自立支援法」は、4月からの一部施行後、10月1日から本格実施に入った。ところが、サービス受けるための「受給者証」が、10月1日に手元に届いていない方たちが続出している。自治体の事務が、厚生労働省の予測を遙かに超える煩雑さと作業量だったことがよくわかる。更に、利用者からは、「認定された自分の『障害程度区分』も、決定されたサービス量も、まったく実態と異なっている。これでは生活していけない」と悲鳴が聞こえてくる。制度が早々と破綻している。

9月議会開会前の14日、「障害者自立支援法負担軽減を求める会」の立場を超えたメンバーが、61,373人分の署名が集まったことの報告も含めて、要望書を潮谷知事に提出した。その後、障害児の保護者の皆さんも署名と要望書を出され、県が担当する障害児の療育に関する費用負担の軽減については、知事は9月議会の質問で、実施する旨明言された。これは一定評価したい。

ただ、障害「者」の負担についてはこれからだ。「負担軽減」を表明した合志市を始め、今後は熊本市も後に続いていくことが期待される。市町村がこれから実施を検討していく「負担軽減」について、是非、来年度予算おいて、連携して実現させていただきたい。誰もが、今回の問題は、「国の悪政」であることは十分わかっている。しかし、そのことを強く訴えると同時に、「県民の目線」に立って、今何をすべきかを考え続けていただきたい。

嬉しいこともある。今議会では、「障害者自立支援制度の充実強化を求める意見書」が、全会一致で採択された。内容も、かなり具体的な要望を列記した意見書だ。経緯としては、施設経営者や保護者の会から、自民党議員を紹介議員とした誓願(意見書を国に出すことを求めた)が厚生常任委員会に提出され、それが採択されたことによる。またその前に、県民クラブからも意見書案を出していた。これらをまとめた形で、意見書は作られた。

ちなみに熊本市議会では、保健福祉委員会において、自民党議員も支援法についての問題を声高に論じていたそうだが、いざ全会一致で意見書を出そうというところにきて、結局、自民党+市民クラブ+北口市議+倉重市議が不採択に回ったため、わずか3票差でこの意見書は通らなかった!いかに熊本市長選の直前とは言え、障害者自立支援法の問題が至るところで噴出している中、よくも全会一致にせず不採択にできたものだと呆れる。

こんなところにも、熊本市議会の自民党議員とその仲間たちにとっては、「幸山再選阻止」の方が、「障害者の悲鳴」より重いと考える体質がよく出ている。こんな人たちが牛耳る4年前の市議会に逆戻りさせてはならない。


お問い合わせ 平野みどり事務所 860-0066 熊本市城山下代4-7-28 
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