2006年熊本市長選 熊本市がうらやましい
市長選まで2週間を切った。ところが、今月はかなり公務が続いている。議員だから当然こちらが優先となり、応援活動が切れ切れになる。しかし、これまで資料送付等呼び掛けは2度行っているので、支持者の皆さんから広げていただけているようだ。辻立ちの時間が思うように取れず、それが残念だ。もちろん、告示後は、スケジュールをフル選挙モードにしている。
さてその公務だが、今年度は決算委員会の委員の役割が回ってきている。当選した翌年の98年以来なので8年ぶりとなる。既に今年度は、6回に及んでおり、午前・午後と拘束される。明日をもって、全部局の審議を終了することになる。熊本市議会は、各部午前・午後と一日審議するそうだが、我が熊本県議会は、各部が半日で、一日に2部分を審議する。ややもすると、小一時間で一つの部の1年間の審議が終了する。ほんとにこれで委員会?
執行部(県側)は、重箱の隅や痛いところを突かれるより、しゃんしゃんと終わった方がいいに決まっている。議会としては、本来はチェックする訳だから、そんな早業で終わらせてはならないはずだ。ところが、委員長にもよるのだろうが、議員からの活発な意見が歓迎されていないようだ。とにかく、早く終わろうという雰囲気は頂けない。何より、県民に対して、「私たち、しっかりチェックしていますよ!」というメッセージにならない。ある人から、「予算よりむしろ決算の方が大事だ」と指摘された。全くだ。過去を検証してこそ、有意義な予算付けが出来る。今の決算のあり方は、今後考え直していく必要がある。
それにしても、熊本県議会のように、一つの勢力が議席の大半を占めれば、議会と“馴れ合わない”という執行部側のリーダーシップがなければ、執行部は議会からの影響を過度に受け続ける。私が何故、熊本市長選挙に肩入れするかと言えば、もちろん同僚だった幸山氏をよく知っているということもあるが、何より、幸山市長が「議会と執行部は馴れ合ってはいけない。両輪が近づき過ぎて一輪になることは不安定極まりなく、健全ではない」と主張し、議論は議会で尽くす姿勢を貫き続けているからだ。「そこまでやらなくても」とか、「根回しも必要では」という意見には組せず、常に市民目線であることに敬服する。対立候補を推している市議の中にも、「幸山市長になってから勉強するようになった」と評価している人もいる。勉強嫌いの県議が多い熊本県議会では、ある意味執行部は、議員に慇懃にさえしておけば、“料理しやすい”のではないか。
こんな執行部と議会のあり方に疑問を持つ県職員も少なくない。自民党の市議に対抗馬を出させるに至った幸山市長の“口利きの文書化と情報公開”を、熊本県でも一日も早く実現して欲しいという声を県職員からよくもらう。何度、私が議会で質問してもここに踏み込まない知事の姿勢に疑問を持つ。口利きにより仕事がやりにくいとか、余計な仕事が増えるとか、何より県政を歪めていると実感する職員がいるというのに。県職員を不当な圧力から守ることにもつながるし、何より、県民に誠実であることにもつながるはずだ。