9月県議会を終えて その2(費用弁償・教育委員人事) [みどり日記]
今日の午後、所用のため八代までリレーつばめを使った。わずか20分の乗車後、新八代駅に着くと、新幹線が待っていた。平日の3時台なので、リレーつばめも新幹線も車内はガラガラで、もちろん新八代駅で降りる人もまばら。時間帯と曜日によっては、ここまではないのだろう。駅前にぽつんと建設中の東横インがそびえていたが、区画整理はできているものの、他の開発はまだのようで、当分この閑散とした風景が続くようだ。ただ、あまり好ましくない施設(遊興関係)などは困るので、なんとか知恵が出てくることを期待したい。
さて、9月県議会では、県議会議員の海外視察において支給される支度金を廃止することが、議会運営委員会で決まった。当たり前の判断だと思う。恥ずかしながら、この制度があること、最近まで知らなかった。まだまだ、不必要な制度がありはしないか、しっかりチェックしていきたい。その中で、かつて総務常任委員会で私も指摘してきた“議員の費用弁償”については、今回、市民団体から見直しを求める請願が提出されたが、こちらは総務常任委員会で継続になった。
費用弁償とは、議会開会中、議員に支給される交通費や宿泊費のことだ。天草や人吉・球磨など遠方から県議会に来る議員の交通費や宿泊費と、熊本市内から通う議員の費用(もちろん宿泊費は支給されないが)との差は大きい。当然、費用弁償はあってよいと思う。問題は、その金額だ。私を含めて熊本市内に住む議員には、議会開会中、「一日あたり12,000円の交通費」が支給されているが、この金額はあまりに高すぎる。他県では、既に実費支給にしているところもある。熊本市内の議員なら、議会と自宅の往復で、距離から計算したガソリン代を、幾ばくか支給すればいいはずだ。そして、遠方の議員の交通費と宿泊費は、実費支給にすればいい。もちろん領収書付きで。その中では、現在の支給額より高くなる議員もいるかもしれないが、それは当然支払われるべきだろう。
議員活動を行う中、議会に近いか遠いか、障害があるか無いかなどにより、不利益や不公平があってはならない。条件の差を埋めることは合理的な配慮だ。今回の請願を受けて、本来ならすぐに見直すことを明言すべきとも思うが、今後しばらく議会運営委員会で論議されるので、推移を見ていき、来年度の予算に反映させられるよう、県民クラブとしても働きかけていきたい。
さて、今議会の提出された「人事案件」について一言。教育委員の交代人事だ。片渕美和子委員(産婦人科医、PTA役員)が、わずか1期4年で交代となった。片渕さんと言えば、保護者でありPTA会長として学校現場を知る方で、尚かつ、今問題になっている子どもたちの性の問題を含む健康問題の専門家でもある。そんな立場で、積極的に教育委員会で発言されてきた方だ。ご本人に確認したところ、自己都合での辞職ではないそうだ。
時には、教育庁に対して厳しい発言もあったかもしれないが、そんな委員がいてこそ、バランスのいい開かれた教育委員会となるのではないだろうか。“耳障りのいい発言”や“お手柔らかな発言”を歓迎する体質が教育庁にあるとすれば問題だ。今回議会に提出された人事案件については、前任の片渕さんの教育委員退任に合点がいかなかったため、『県民クラブとしては一時は否決を考えた』が、後任の古荘文子さんを承認するか否かの案件であるため、片渕さんにも後任の古荘文子さんにも、結果的に影響があるかもしれないことに配慮し、教育委員会には今後のあり方について強く要望を伝え、この人事案件を承認した。