核実験は許さない [みどり日記]
北朝鮮で地下核実験が行われたようだ。号外が出るほどなのは、日本が隣の国だからだろう。日本国中が警戒モードだ。報道によると、アメリカによる経済制裁が効いている中、追い打ちをかけるように、水害での人的被害と食料被害が尋常ではないほど深刻らしい。ギリギリ追いつめられていることは確かなようだ。
それにしても21世紀の今、核実験?一体何を考えているのだろう。指導者は、悪童を超えて、国際的犯罪人だ。ただ、くれぐれも朝鮮半島から日本に移り住んでいる在日の人たちに、不満や怒りの矛先を向けてはならない。彼らも、困惑していることは間違いないのだから。苦しさに理解を示し、この日本で暮らす仲間として、同じベクトルで対応していきたいものだ。
さて、熊本市は、「朝鮮会館」の一部の会議室への固定資産税の減免を行なっているが、「北朝鮮の方を持つのか」などの筋違いの批判には、屈してもらいたくない。戦前の国策の一環として、朝鮮半島から多くの人たちが日本にやってきた。この中には、強制的に連行された人も少なくない。戦後、祖国に戻らず、日本で生きることを選択した人は、日本で祖国の仲間との絆を紡ぐ場所が必要だった。その一つが朝鮮会館だ。公民館的な活用がなされている場所である会議室(会館の一部)に、減免するのはおかしくない。
確かに、私も今の北朝鮮では、独裁者金正日が国民をとことん痛めつけ、周辺諸国にも迷惑をかけていると思う。一日も早く、北朝鮮国内でこれ以上犠牲者を増やさないために、民主的な体制に改められるべきだ。拉致被害者の解放と帰国も、何とか全員実現させなければならない。しかし、今日本に暮らす在日韓国・朝鮮人の皆さんの人権や市民生活も、きちんと保障していかなければ、良識ある先進国とは言えない。
今、最高裁の判断を待っているところだが、今回の市長選で、佐藤氏と本田氏は「減免は廃止すべきだ」と主張している。しかし、どんなに北朝鮮が許されない暴挙を重ねても、在日の皆さんとそのことは関係ない。幸山市長の減免を継続するという見解を、私は信念を持って支持する。
最後に、今回の北朝鮮による地下核実験に抗議して、明日、座り込み抗議行動が予定されている。15時~18時まで辛島公園で。その後、集会も行われる。それにしても、東アジアの緊張が、これ以上深刻にならないよう、北朝鮮が冷静さを持つよう祈りたい。