人吉にもあった”行政の膿” [みどり日記]
熊本県の人吉球磨広域行政組合が発注した「汚泥再生センター」の設計などの入札に絡む不正行為(競売入札妨害)で、組合幹部と落札した東和科学の元九州支店長が逮捕された。この組合の代表理事は福永浩介人吉市長。彼に司直の手がのびる可能性も出てきた。もともと、6選かと言われていた福永氏の昨年末の不出馬宣言から、何かがあるのかとの噂は流れていた。そして年明けの現在の動きだ。とにかく、事実を明らかにし、人吉の長年の膿を出し尽くさなければならない。
川辺川ダム問題で言えば、反対派の私たちから言えば、推進派の本山の福永氏が崩れると、ストップに更に弾みがつくことが期待される。今後の推移を見ていきたい。
それにしても、いまや国民は行政と業者との関係に、悉く「ダーティーなもの」と烙印を押してしまっている。次から次に明らかになる「血税の不正流用」は、爪に火を灯しながら暮らす人たちや年々家計が厳しくなっていく国民に、「不信と怒り」を蔓延させている。大変残念な傾向だ。大方の公務員は、住民へのサービス追求に誠意を持ってあたっているのに。
ただ、国家公務員で言えば、キャリアの常識をはずれた転職や天下り、地方公務員で言えば、幹部の自治体出資団体等への天下りや現職時に取引していた関連企業への転職などを、この際完全にストップさせる「有効な仕組み」が必要なのだ。
とにかく、人吉市は市長選後の新しい市長の下で、民主的な議会や行政が実現していくことを期待したい。そして、他の人吉市以外の自治体が、この手の事件で次に紙面をにぎわせることのないよう願いたい。