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結果にも勝るプロセスの重要性:条例づくり [みどり日記]

週末は、心配された降雪もなく、むしろ熊本より温かい感じるほどの滋賀県の天候だった。4日(日)の午後は「平野みどり県政報告集会」を予定していたので、悪天候での交通機関のストップが一番心配だったが、何とか支障なく、滋賀・熊本間を往復できた。また、伊丹空港から大津までは、主催者のアメニティー・ネットワーク・フォーラム実行委員会からの出迎えがあり、高速で40分ほどの道のりだったが、全く疲れることもなかった。

3日間に亘るこのフォーラムは、実質10年目を迎えるそうだが、前回から名称を上記のよう変えて、第2回目が開催されている。このフォーラムは、福祉関係者や国や地方行政関係者の研修の場で、これからの障害者福祉を展望していく目的を持っている。琵琶湖のほとりの大津プリンスホテルには2000名近くの人が全国から集まっていた。参加費も決して安くない(20,000円)が、これだけの人たちが集まるということは、最新の情報や実践に触れたいという熱い思いからだろう。ある人は、「私は研修マニアでいつも参加しています」と語っていたが、こんな人も少なくないかもしれない。

さて、私が参加したシンポジウムは、以前も説明した通り、本来は堂本千葉県知事をメインにした「条例作り」のお話のはずだったが、叶わなかったので、堂本知事からはビデオメッセージ(10分ほど)で、条例の目的やプロセスなどが語れた。朝日新聞論説委員の川名紀美さんを司会に、浅野史郎さん、佐藤進むさん(埼玉県立大学教授)と私が、千葉県条例の意味と評価、今後の取組みについて、それぞれの立場で語り合った。

論議の内容を掻い摘むと:
完全なものではなくても、条例が出来たことは大変画期的。何よりそのプロセスを評価する。「障害者のこと」から「一般県民のこと」と、しっかり基本を障害者に置きながら、皆が「私たちの条例」として主体的に関わった結果、出来上がった。千葉県議会の自民党の反対により、男女共同参画条例が頓挫してきた結果から、条例づくりでは同じ轍を踏まないよう、正論で押し通すのではなく、最低限必要なら内容変更の妥協もし、議会が賛成せざるを得ないような方向で進めたことも、“議会対策”として巧みだった。国連での条約も出来た。千葉県に続く自治体の条例、国内法制定や関係法の改正など、どれが先でもなく、出来るところから「形にしていく」ことを進めたい。

浅野さんと言えば、最近では、「朝ズバ!」で時々お目にかかる。(ちみみに、川名さんもテレビ朝日のスーパーモーニングに出ておられる)その浅野さんがしきりに「“一般ピープル”がどう関わるかの問題」とおっしゃる。「“障害者”という“マイノリティ-”の問題にしてしまっては成功しない。だから『障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例』という名称には重い意味がある」と。私たちもそれぞれの立場で、頑張りたいと思うが、最も重い障害を持つ人も含めて、障害福祉全体をよく知っている上、発言の影響力が大きい浅野さんが、私たちと“一般ピープル”のブリッジ役を今後も果たし続けてくださることも期待したい。


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