日米の環境派政治家 [みどり日記]
昨日の春のような陽気は、着ていたセーターが暑く苦しく感じられるほどだった。このままだと一月も早く桜が芽をふくらませるかも・・・と、ちょっと心配。寒さと冷えでお腹を壊し、苦戦をした受験シーズンを思うと、受験生には暖かい冬のほうがいいかもしれない。
ただ、温暖化による異常気象が深刻になっていることの証でもあり、私たちの想像を遙かに超えるスピードで地球の危機がやってきていると考えなければならない。ちなみに、明日8日の午後9時から、ゆめタウンはませんの映画館で、アメリカの元副大統領アル・ゴア氏の講演を中心にまとめたドキュメンタリー映画「不都合な真実」の上映会が行われる。公開を前にした「無料」上映会だそうだから、仕事帰りに是非ご来場を!
アル・ゴア氏は、環境政策に長けた政治家として、注目を浴びていたが、アメリカの石油メジャーを中心とした産業界は、ゴア氏が大統領になることを阻止したい勢力が大半で、その結果、ブッシュとの大統領選では、フロリダ州でブッシュ側による不正選挙が行われたことは明白だったにも拘わらず、結局ブッシュが大統領の座についてしまった。その後、ゴア氏は、世界各地で温暖化について講演を行っており、つい先日も来日していた。
この作品は、昨年5月、アメリカで公開されると同時に、社会現象といえるほど大ヒットし、ロサンゼルス映画批評家協会賞(最優秀ドキュメンタリー映画賞)をはじめ、さまざまな映画賞も受賞しているそうだ。先日、本田技研の方に、「ハイブリッドカーの購入は、アメリカが牽引している」とお聞きしたが、そんなに環境に関心を持っているのなら、何故アメリカ国民は、ゴア氏を大統領にしておかなかったのか。今頃ハイブリッドカーだなんて!京都議定書もシカトするブッシュ政権は、紛れもなく“地球温暖化推進政権”だ。まったくもう!
さて、先日訪れた滋賀県でのフォーラムでは、先頃当選された嘉田由紀子知事と初めてお会いした。何でも、息子さんのお連れ合いが、熊本の方だそうで、その話で盛り上がった。嘉田知事は、栗東市の新幹線南びわ湖駅の建設を凍結することを公約に当選したが、税金の無駄遣いをなくし、その分を福祉や環境に振り向けたいという知事の思いを県民が選択したと言える。もちろん、既に用地収用等、駅建設の準備が進んでいたので、今後、県と栗東市やJR東海との間で、損害額をどうするかなどの問題が残されている。
さてこの嘉田知事は、環境問題の研究者として有名な方だ。何でも当選後知事は親しい人に、「勝てると思っていた。私は琵琶湖と共に生きて来た方々を訪ね、お話を聞く活動を20年以上やってきた。結果的に地道な選挙活動だった」という意味のコメントをなさっている。つまり、「ぽっと出の候補ではないよ」という意味であり、研究活動を通して県民の思いを知り、琵琶湖の再生を含む環境問題が何より重要だと確信してきたというわけだ。アル・ゴアばりの政治家が日本でも誕生したということだろう。熊本の地から、活躍を期待しながら注目していきたい。
ちょっと辛口コメントを。福祉フォーラムでのご挨拶は、丁寧な話し方で好感が持てるのだが、やや冗長。私も含めて政治家にありがちだが、簡潔にメリハリを付けて話さないと、二度、三度と聞く人は厭きてしまうかも。テープ起こしをするとわかるはずだ。