御船町に注目!栗原秀子町議誕生 [みどり日記]
県議選の告示日直前、寝耳に水のニュースが届いた。高校時代の友人の栗原秀子さん(旧姓は谷住さん)が、御船町議選に出馬することになったという知人からの連絡だ。「えー、町議選?」これが私の第一声。私は、彼女の活動の実績や人となりを高く評価していて、随分前から政界に進んではと打診していたが、彼女は「今の活動を軌道に乗せるまでは難しい。自分に適性があるかはわからないけど、意義はよくわかる。その時が来たら決断する」と語っていた。そして彼女の決断は、足下の議会からということだったようだ。
既に連合推薦で社民党の畑田良一町議が出馬していたこともあり、私自身は栗原秀子当選に向けて具体的に動くことは出来なかったし、そもそも自分の選挙で手一杯で正直それどころではなかったのだが、友人たちは動いていたようだ。結局は、栗原さんも畑田さんも当選で万々歳だった。
栗原さんと言えば、知る人ぞ知る、御船町を中心に30年近く障害児の療育について、手弁当で取り組んできた人だ。彼女には4人の子どもがいるが、障害のある子どもの親ではない。学生時代からボランティア活動としてこの世界に入り、卒業後、看護士、保健師となり県職員試験に合格していたのに、それを捨てて地域での療育の道を選んだと聞いている。
とにかく派手なタイプではなく、「地道で聡明な人」というのが、私の栗原評だ。その彼女が数年前のある日、「街頭演説をするからスピーカーを貸して欲しい」と言ってきた。何事かと聞くと、御船町と矢部町との合併問題に疑問を持っていて、仲間と活動を開始するとのこと。合併自体は県主導ではなく、やはり地元の住民が議論して結論を出すべきだと私も思っていたので、すぐに承知した。その後の結果は今の通りだ。住民運動をリードする栗原秀子はこの時創られた。将来的には合併か単独か、どんな形が選択されるかはわからないが、自立した自治体の基礎が出来つつあるのは間違いないだろう。
さて告示数週間前に出馬を決めた栗原さんだが、瞬く間に支持が広がり、トップ当選。ぽっと出の候補者ではないことは、町民が一番よく知っていた。地域社会の中で悲鳴を上げてきた「障害のある子どもや母親(多くは)」と向き合ってきた彼女の28年間。合併に疑問を持ち町内を走り回った彼女の行動力。今回、同日に行われた町長選では、同級生の山本孝二町長が誕生したようだが、連携して、御船町を熊本一温かく住みやすい町にすることに挑戦していただきたい。
今回の統一自治体選挙では、県議会を含め女性議員が増え喜んでいるが、その中で一際嬉しかったのが、栗原秀子町議の誕生だった。栗原さん、お互い頑張ろうね!