松岡大臣の悲報に思う [みどり日記]
昨日このブログで緑資源や松岡農水大臣について取り上げていたが、その数時間後思いもよらない訃報が全国を駆け回った。こんな幕引きとは・・・、一瞬絶句した。松岡氏は連日、自らの政治活動について国会で厳しく追及されていたが、談合疑惑による地検の捜査が地元である阿蘇にも及ぶにつけ、恐らく捜査が自分自身に及ぶのも時間の問題だと察知していたのだろう。あそこまで報道等で実態が明らかになれば、当然、一端辞任して、彼自身も政治家人生の仕切直しが出来たはずだ。しかし叶えられなかった。
そもそも安倍政権が誕生し、松岡氏を大臣に、それも彼がフィールドとしてきた農林水産の大臣に任命した判断に、当時疑問を持ったのだが、それがこういう形として現れた。この人事は、安倍首相の総裁選への論功行賞だと指摘されていたが、政権の継続には大きな不安を感じさせていた。そして参院選が近づくにつれて、これ以上の閣僚の引責辞任は得策でないという安倍首相の判断が、更に松岡氏を追いつめ、戦後初めての現職閣僚の自殺という結果を招いてしまった。
今回の悲劇から私たちが学ぶべきは、今度こそ「政官業の癒着を根絶していく」という強い意志を国民の中で共有していくことではないだろうか。松岡氏が自らの命を絶って、幕引きではない。まだ多くの政治家が松岡氏と同様の癒着のネットワークの中にいる。むしろ彼の死にしっかりと向かい合い、国民の中にある国会・地方議会を含めた「政治と金の闇」を根絶していくことに、私たち政治に関わる者は真剣に取り組まなければならない。国民、県民の皆さんは、是非そのことが進んでいくように後押ししていただきたい。
松岡利勝さんのご冥福を心からお祈りしたい。