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2008年02月15日

公開質問状の回答

猛烈な寒波の襲来に日本列島は震え上がっている。熊本もかなり冷え込み、布団も体も十分温まっていたはずなのに、夜中に寒さで目が覚めたりする。タイマーで室温を調整した方がいいかもしれない。この冬は、鼻がぐずったりはしたが、今のところ悪寒が走るという風邪の症状は出ていないので、このまま元気をキープしたい。我が家の定番メニューのキムチチゲが風邪を予防してくれているのかな。

またここのところブログがご無沙汰になってしまい反省している。県庁内で動き回っても、「楽しみにしてますよ。更新よろしく」とか「風邪引いてらっしゃるのかと思いました」とか、声をかけて頂いている。他人の手を一切借りずに更新しているし(ゴーストライターを持つ人もいるらしい。ビックリ!)、愚痴の羅列でもまずいと思うと、ついついキーボードに向かうまでに気合いが必要となる。それに少々微妙な時期でもあるし(とはいえ、実質カムアウトしていますが)。

13日に幸山市長の後援会主催の市政報告会兼新年会に参加した。参加者は500人以上だったのではないだろうか。遙か遠くまでテーブルがぎっしりだった。幸山市長のお話の後、乾杯に移り、会食に入ると皆さん動き回ることしきり。いつもの熊本の宴会シーンだ。更に、県知事選候補ものうち3人(蒲島さん、鎌倉さん、北里さん)が来られていて、精力的に挨拶回りをなさっていた。

何せ5人も候補が出ている知事選なので、昨日の参加者も色々だったようだ。候補者たちが回ってくるとあからさまに不支持を口にする人や、大人の対応をする人など、今回の混戦を目の当たりにした。そんなにムキにならなくてもと思うのだが、当選後の知事との関係に利害が交錯するのだろう。

権力者と近かったり、親しかったりすることに優越感や選民意識を持つ人は結構いらっしゃる。ある自治体の首長の話だが、こういう方たちが秘書室に顔パスで入ってきて、職員をあごで使うこともあるらしい。どれだけ職員が迷惑を被っているか恐らく想像も出来ないのだろう。この手の“勘違いさん”を野放しにする首長は、資質を疑われても仕方ない。一生懸命応援した人が当選した後は、その人が「公益のために判断し手腕を発揮していくこと」のみを尊重したいものだ。

さて、公開質問状が続々と記事になっている。ただ紙面の関係で詳細が載らないので、正直よくわからない。どう書かれたのか見たいなと思っていたところ、昨日結果発表した回答について、web上で掲載していると紹介のメールが流れてきた。見比べてみると質問に対して、5人の回答が同じスタンスだったり、微妙に違っていたりでおもしろい。是非、ご一読を。
◇熊本県知事選立候補予定者の考えを聞く会(7団体)
http://kikukai.blogspot.com/
◇熊本婦人有権者同盟
http://doomei2008.blogspot.com/

2008年02月06日

わくわくする米大統領選

ブッシュ政権がやっと終わろうとしている。パパ・ブッシュに少なからずあった知性も、ジュニアには皆無で、更にブッシュ家つながりの石油メジャーや武器関連会社などへのあからさまな利益誘導も目的としたイラク戦争への武力行使などにより、ジュニアは、アメリカへの世界からの信頼を台無しにしてきた。この間、ハリケーンカトリーナで壊滅的被害にあったマイノリティーの多い地域への救援は、遅々として進んでいない。一体どこを見て国政を担ってきた大統領だったのだろう。

そんな共和党に対して、「次は民主党の大統領を」という期待は、共和党員の中でさえ大きくなっていると言う。こういう作用がアメリカの二大政党制のおもしろいところだ。注目される民主党の大統領候補ヒラリー・クリントンとバラク・オバマの二人が、大接戦を繰り広げている。スーパー・チューズデーでほぼ決まると思われたが、まだ持ち越しだそうだ。凄まじい競り合いだ。外国にいる私たちでさえ、わくわくしながら行方を見守っている。

その、かつてない“わくわく感”がどこから来るのか。それは言うまでもなく、二人の候補のどちらが勝利しても、共にマイノリティーグループからの民主党大統領になる可能性が大だからだ。共和党の劣勢からすると、かなりの確率でどちらかがホワイトハウスに行くだろう。ヒラリーであっても、オバマであっても、アメリカ建国史上“初”の女性大統領、黒人大統領が誕生しそうなのだ。これがわくわくせずにいられるだろうか。アメリカは世界の中で信頼がどん底になったからこそ、画期的な選択肢を持ちうる状況になったのだろう。

選択肢・・・。今、熊本でも選択肢を巡って、知事選での様々な政党や団体の動きが報道されている。アメリカの民主党のようなわくわくする二者択一、あるいは五者択一ならよいのだが、さてどうなるか。

2008年02月05日

広がるか「ハートフルパス」

週に何度か大型あるいは中型のスーパーを利用している。夕方や週末ともなると混み合うので、私としては駐車できるかが気になる。最近は障害者用駐車スペースも確保されているが、数が限られているので“熾烈な競争”となる。

既に多くの人はご存じだろうが(違うかな?)、私たち車いす利用者は、ドアを全開して乗り降りするため、横幅が十分確保されていないと、隣りの車にあたったり、そもそも乗り降りが出来なかったりする。だから、障害者用駐車スペースは広めに作ってある。決して外車や4駆車やワンボックス車用のスペースではないが、知ってか知らずか、一般の皆さんは堂々と駐車なさる。

そこで何とかしてもらいたいという声は随分前から出ていた。ちなみに17年も前の話だが、アメリカでは既に民間駐車場であっても、警察が発行している障害者用駐車カードが掲示されていない車が駐車した場合は、100ドルの罰金が徴収されていた。日本の場合は、そこまで強い規制は実現していない。

日本においては、啓発だけでは限界があるということで、新たに認められた人だけが入手できる利用証を発行し、それを車に掲示することによって、認識を深めるとともに実質的に“不適正”駐車を減らそうという試みが、佐賀県から始まった。熊本県でも検討委員会を経て、先月末からスタートした。私はまだ交付申請をしていないが、今週中には手続きに行こうと思っている。

法的規制力を持たないハートフルパスではあるが、普及が進めば、不適正車が排除される期待は持てる。ただ気になるのは、特に障害者手帳などは持っていないが、荷物を持って長距離を移動するのが困難な方や、介護保険の「要支援」程度の方には、この利用証は交付されない点だ。今回の発行開始で、返って困る方もいらっしゃるかもしれないので、今後の利用状況を見て、県民の声を聞きながら、交付の基準の見直しなど運用を柔軟にしていくことも考えてよいと思う。

とにかく、すこぶる元気そうな人たちが、適正に駐車している私を睨み付けながら、堂々と障害者用駐車スペースを利用する、あの腹立たしい姿だけはもう見たくない。

ところで、熊本県では「障害」を「障がい」と記述するように決めた。差し障るとか、害するという漢字はイメージがよくないという意見はあるだろう。人によっては、障害を「しょうがい」と全部平仮名にしている場合もある。また害だけ変えて「障碍」とかもある。県も法律や行政用語として用いられている場合は、従前のまま「障害」と記述するそうだ。

障害者運動の中では、かつてこの論議も起こったが、言葉をどうこうする前に、実質的に「共生社会」、「ノーマライゼーション」、「インクルージョン」が実現していくことが重要であり、そのためには、「障害」を敢えて使い続けてもよいのではという意見もあった。正直なところ、結構言葉に拘る私でも、どれでも構わないような気もする。私も今後、あまり神経質にならない程度で、場合によって使い分けることにしようと思う。

2008年02月01日

「女性の品格」は「人間の品格」

新聞などには「今週の書籍売り上げランキング」なるものが掲載される。特に気にはしないものの、目に入ると「そうか、こんな本が売れているんだ」という程度でインプットしている気がする。それにしても宗教系の本が出ると、信者の皆さんが大量買いされるのか、すぐさまトップに君臨する。そう言えば、かつて「読んでください」と見ず知らずの方が、ご自分の宗教本を送ってくださったことがあった。こんな方たちが、ランキングを支えているのだろうと、いつも宗教の力にはびっくりする。

そんな宗教とはまったく無縁だが、ここ数年の文庫ブームの中、「バカの壁」とか「国家の品格」などがダントツの売り上げを記録した。前者は買ったが、後者は買っていない。「国家の品格」はちらっと立ち読みしたが、「アメリカ追随はダメ!」という点は共感するものの、筆者の国家観と私のそれは違うようだった。

さて、昨年から年が開けた今も売れ続け、ベストテンの1位や2位あたりにあるのが「女性の品格」だ。凄い売れ方だ。筆者の板東眞理子さんとはどんな人なのか。ご自身が霞ヶ関のエリート官僚で夫と子ども二人。仕事と家庭を両立してきた人だ。恐らく彼女の時代は大変だっただろう。ご本人も頑張ったのだろうが、十分な社会資源が整っていない時代は、夫や家族の支えや理解も大きかったのではないか。その後内閣府の男女共同参画局の局長を務め、日本の在外機関で働いた後、退職後の今は、昭和女子大学の学長を務められている。私も世界女性スポーツ会議が開催された一昨年、熊本でお会いした。何度も県主催の講演などで来熊されている。

さて、「女性の品格」だが、最初は、「品格」のない私には、この言葉が引っかかってしまった。しかし、とりあえず文庫本という手軽さもあって購入した。「礼状が書ける」、「約束を守る」、「型どおりの挨拶ができる」、「得意料理をもつ」と項目が並ぶ。「なるほど」とか「そうだよね」という点も多かった。ただ、「ここまでできたらスーパーウーマンじゃん」と我が身に照らし合わせるとしんどさも正直感じたので、「目標として頭の隅に入れておいて、参考にしつつも、私は私でいこう!」と自分を納得させた。

また、読み進みながら、「これって『女性の品格』といいながら、男性にも当てはまるし、むしろ『人間の品格』では?」と思っていたところ、板東さんがあるテレビ番組でインタビューを受けていて、同じようなことをおっしゃっていた。そうか、これって男性に対してのメッセージでもあるんだなあ。そんなところが、この本が女性だけでなく、男性にも広がった理由かもしれない。

そんな板東眞理子さんと蒲島郁夫さんは、先々週東京で行われた男女共同参画のシンポジウムで一緒だったそうだ。お互い大学教授という立場で知り合いなのだろう。そのシンポジウムでは、猪口邦子さん(自民党)、円より子さん(民主党)、福島みずほさん(社民党)も一緒だったそうで、蒲島さんの熊本県知事選出馬について、党派を超えて応援したいとおっしゃっていたそうだ。少し複雑な状況なので、実際、皆さんが熊本に来て応援していただけるかは微妙だが、思いは同じなのだろう。

板東眞理子さんは、2月27日に行われる蒲島さんの本(「運命」に加筆した本で、タイトルは未定。講談社から出版)の出版記念パーティーに出席するため、熊本に来られるそうだ。メガヒット「女性の品格」ほど売れることはない(失礼!)だろうが、多くの人が手に取ってもらえるといいのだが。


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