わくわくする米大統領選 [みどり日記]
ブッシュ政権がやっと終わろうとしている。パパ・ブッシュに少なからずあった知性も、ジュニアには皆無で、更にブッシュ家つながりの石油メジャーや武器関連会社などへのあからさまな利益誘導も目的としたイラク戦争への武力行使などにより、ジュニアは、アメリカへの世界からの信頼を台無しにしてきた。この間、ハリケーンカトリーナで壊滅的被害にあったマイノリティーの多い地域への救援は、遅々として進んでいない。一体どこを見て国政を担ってきた大統領だったのだろう。
そんな共和党に対して、「次は民主党の大統領を」という期待は、共和党員の中でさえ大きくなっていると言う。こういう作用がアメリカの二大政党制のおもしろいところだ。注目される民主党の大統領候補ヒラリー・クリントンとバラク・オバマの二人が、大接戦を繰り広げている。スーパー・チューズデーでほぼ決まると思われたが、まだ持ち越しだそうだ。凄まじい競り合いだ。外国にいる私たちでさえ、わくわくしながら行方を見守っている。
その、かつてない“わくわく感”がどこから来るのか。それは言うまでもなく、二人の候補のどちらが勝利しても、共にマイノリティーグループからの民主党大統領になる可能性が大だからだ。共和党の劣勢からすると、かなりの確率でどちらかがホワイトハウスに行くだろう。ヒラリーであっても、オバマであっても、アメリカ建国史上“初”の女性大統領、黒人大統領が誕生しそうなのだ。これがわくわくせずにいられるだろうか。アメリカは世界の中で信頼がどん底になったからこそ、画期的な選択肢を持ちうる状況になったのだろう。
選択肢・・・。今、熊本でも選択肢を巡って、知事選での様々な政党や団体の動きが報道されている。アメリカの民主党のようなわくわくする二者択一、あるいは五者択一ならよいのだが、さてどうなるか。