蒲島県政のスタート
寝具のひんやり感が苦手で、冬場は毎日布団乾燥機で寝具を暖めているが、その日常から解放され、冬のなごりもすっかり姿を消してしまった。ここ最近は春を楽しめるほど、ここちよい春は長くなく、一気に亜熱帯の夏へと突入する傾向がある。また今年も温暖化による気候変動を実感する夏になるのだろうか。深刻な問題だ。
さて今日から蒲島知事の県政がスタートした。地球環境問題も含めてすべてにおいて変化の激しい時代だ。しかもその変化は容赦なく人々の生活に刃を向けてきている。“人の命と生活”が何より大事であることを、県政の真ん中に据えて、蒲島知事にはリーダーシップを発揮していただきたい。
これまでの研究や教職の仕事と、多くの県民を対象とした継続性があり日々が動く政治とでは、自ずと手腕の発揮方法が違うだろう。しかし、持ち前の人を分け隔てせず話を聞く姿勢を持ち続け、総合的に進むべき道を決めたら、揺るがず実行していく姿勢を貫けば、県民の信頼は自ずと付いてくるはずだ。また慣れない日々で疲れることも多いと思うが、むしろ、一つ一つの初めての経験を楽しむくらいの余裕もお持ちではないかとも思うので、あまり心配はしていない。
県庁内においては、意見やアイディアが闊達に飛び交う開かれた職場が実現することで、仕事そのものの大変さが、喜びややり甲斐に変わっていけば、職員の皆さんも誇りと自信を取り戻せるのではないかと思う。ボトムアップとトップダウンは、双方がバランスよく融合していく必要がある。一人一人が、自分が知事だったらと想像を深めながら、蒲島知事と協働していっていただきたい。
「学者さんだし、熊本在住でなかったからあまりご存じないようなので、自分たちがやりやすいように知事を誘導しよう」とか「(強制的に)ご理解頂こう」とか、ゆめゆめ思っていただいては困る。県外から見える熊本のあり様に、新しい感覚で風を吹き込ませてこそ、熊本にも変化がやってくる。県職員の皆さんには、そんな知事への県民の期待に応える結果を、知事とともに出していただきたい。
「県議会はどうなのよ??」と問われて当然だ。同様に心と頭を切り換えていかなければならない。とりわけ、二元代表制の議会にそもそも与野党はないわけだから、党派の利害は極力抑えながら、県執行部と切磋琢磨していける議会にしていきたいと思う。「馴れ合い」、「談合」、「根回し」などこれらの言葉のイメージはネガティブだ。話し合いは当然必要だが、県民の目が届くオープンな場で論議する議会にしていきたい。
折しも昨日、後期高齢者医療制度の引き落とし開始に際しての抗議行動に参加した。国政の大混乱の余波がどんどん押し寄せてきている。「国がダメだから」と地方の限界だけを口にしていても議員としては失格だ。日々思い悩みながらも、困っている人や心配で潰れそうな人に寄り添いながら、地方・国で取り組むべきことを整理し、議員として今何をすべきか考え、行動していきたい。蒲島県政のこれからは多難な4年間ではあるだろうが、それこそ、熊本県版“逆境からの復活”を、議員としても一県民としても、知事と共に実感していきたいものだ。