いよいよ水門が全開に [みどり日記]
2月定例県議会が24日に閉会した。荒瀬ダム発電継続の道が完全に閉ざされ、撤去が確定した。提案されていた議案には、2年間の継続を前提とした予算だったが、代表質問、一般質問を経て、多数を握る自民党も、この予算の修正を発議しなくては、県政の混乱や停滞が必至だとやっと認識したようだ。私たちが2年前から言ってきたことだ。それにしても、県議会中に、この自民党による経済常任委員会での修正案の発議と、その後の県議会としての合意を受け、蒲島知事に最終日に議場で発言して欲しかった。
この2年間については、今後検証されるとして、旧坂本村村長の木村さんをはじめ、地元の皆さんが、荒瀬ダム撤去が確定し、球磨川の流れを取り戻せることが確定して、心から喜んでおられる。そのことがほんとに嬉しい。いよいよ3月31日に発電が停止し、それから徐々に水門が開けられ、4月11日に全開となる。やっとここまできた。
何度も訪れた荒瀬ダムのあのコンクリートが確実になくなる日は遠くない。事実、企業局は、土地占有を国交省に認めてもらうための許可期間も2012年3月末までと変更した。つまり、蒲島知事の1期目の終わりまでに、ダムを撤去しようということなのではないか。紆余曲折はあっても、知事の任期中にダムが完全に姿を消すことになるとすれば、潮谷知事に続きダムを撤去した知事として、歴史的な意味も大きい。
撤去等の費用面だが、とにかく、国が荒瀬ダムについても、「老朽化したダム=役割を終えたダム」と位置づけ、夏までの検討で財政的な支援を決めるよう、私たちも強く働きかけていきたい。加えて、企業局の組織やあり方についても、もう抜本的に議論していく時期であり、県議会や県民の中で課題が共有されていくことを望んでいる。もちろん企業局職員については、知事部局の中に次の職場を確保するなど、影響が最小限となるようにすべきだろう。過去2年間の経緯を考えると、、別組織であっても、様々な判断を、もう企業局任せにしてはならないと強く思う。