脱小沢で新しい民主党のカラーを [みどり日記]
“小鳩”体制とはよく言ったものだが、結局、日本の大空を飛ぶ鷲にはなれなかった。そして、菅政権がスタートする。昨日今日は、組閣の進み具合が報道されているが、ほぼ、大臣はそのまま。しかし、肝心の官房長官と幹事長は、それぞれ仙石氏、枝野氏と、小沢氏から距離を置く人事となっているそうだ。新しい政権に“小沢氏の影響を排除して欲しい”と思う国民は9割以上とも。そこは菅さん、小沢派議員を意識しつつも、その民意は重く受けとめるべきだろう。
そもそも、昨年の衆議院議員選挙で当選した議員たちも、何も皆が“親小沢”や“小沢崇拝”でもあるまい。たとえば、たまたま、1)当選した時の幹事長が小沢氏であった、2)小沢氏に乞われて立候補した(勝つ候補として小沢氏の白羽の矢が当たった)とか。候補者によって、小沢氏判断による“選挙資金の濃淡”が激しかったことは、候補者からも聞いたことがあるが、それほどまでに“小沢戦術”は巧妙だったようだ。しかし、民意が“もういいかげん政局ばかり考えないで、政治家は政策で力を発揮してほしい”である以上、小沢派議員の皆さんも、寄らば大樹の陰は止めにして、基本に立ち返って政治活動に集中していただきたい。
参議院選を乗り切ったら、秋の代表選では再び“参上”を、地元へのDVDで宣言したという小沢氏。もういい加減にしてもらいたい。彼の自民党への近親憎悪が、政権交代を実現させる原動力となってきたことは認めるし、その功績は歴史が評価することになるだろう。しかし、菅体制の民主党は、かつての自民党のような利権に絡む大きな団体の思惑重視の政党であってはならないし、あるいはそんな自民党粉砕だけを主眼にし、政策を疎かににする政党であってはならない。菅さんのDNAに刻まれているだろう「草の根の声の尊重」や「民主的な議論と合意形成」を本気で見せていき、真の政権交代を実感させていくべきだ。