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養護学校の分教室設置①(甲佐高校、芦北高校) [みどり日記]

養護学校の過密化や、生徒の遠距離通学を解消するために、学校外に高等部分教室を設置する議案が、6月定例県議会に提案されている。1)熊本養護学校の分教室をろう学校に、2)松橋西養護学校の分教室を甲佐高校に、3)芦北養護学校の分教室を芦北高校に、という計画だ。

そもそも、高校の進学率も100%に近くなっている中、障害のある子どもたちにも学びの場を保障していくことは当然であり、特に2)と3)については、地域の事情や今後のインクルーシブ教育の流れに添うものであり歓迎である。

2)の甲佐高校には、昨日訪問させていただいたが、定員割れで定数の半数しか生徒が通っていない現状がある。学習面や生活上でも課題のある生徒も少なくない。また熊本市内から通っている生徒もいる。ここの空き教室等を活用し、松橋西養護学校の分教室を設置するのは、地元や近隣の知的障害の子どもの学びの場を作る意味で、未来志向の妥当な案だ。松橋西養護学校には、交通機関が不便な中、1時間以上かけて上益城から通ってくる生徒もいるようなので、通学の負担が軽減される。お互いの学校の生徒たちにプラスになるよう期待している。

また、3)の芦北高校については、甲佐高校と同様の事情もあり、そんな中、平成19年度には文科省の特別支援教育モデル校として、特別支援コーディネータを3名任命し、地元の福祉機関や就労支援機関とも連携し実践を積んできている。したがって、今回の分教室設置は当然の流れであり、県南の知的障害のある生徒は、鹿児島県の出水養護学校にも受け入れていただいていたので、今回の分教室設置により、その点も改善されると思われる。

最初は、甲佐高校や芦北高校の体育施設等を共同利用はあっても、直接授業で交流することはないようだが、同じ敷地内にいて、様々な接触は当然あるのだから、分教室設置に向けては、高校と養護学校で綿密に準備し、教員同士の連携がうまくいくことを期待している。いずれにしても、甲佐高校と芦北高校での取り組みは、今後とも一般の高校の中に、知的障害のある生徒の高等部分教室を設置していくモデルとなるので、養護学校本校との連携の下、うまく進むよう見守りたい。ちなみに全国には、一般の高校の中に、養護学校の分教室ではなく、特別支援学級を作っている大阪府の取り組みなどもある。

さて、問題は熊本養護学校の分教室の、ろう学校への設置だ。


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