消費税議論の前提をはっきりと! [みどり日記]
菅直人首相が熊本入りするということで、12時に辛島公園に出掛けた。今日は18時半から崇城大学市民ホールで連合の政策学習会(参議院選挙に向けて)と、地元では西部市民センターでの鳩山首相を迎えての本田候補の個人演説会もあった。
辛島公園近くのパスート24に駐車したのが、各階の辛島公園を臨むコーナーには、警察官が待機していた。上から、挙動不審な人がいないか監視していたのだろう。用があって11時には辛島公園付近に着いていたが、黒いスーツ姿の警察官がかなりいた。到着した菅首相には、東京から護衛してきた警視庁の職員が取り巻いている。演台の周囲には、コンサートのアリーナ席のようにロープが張られ、警察官が聴衆側を向いて立ち、菅首相を警護していた。これまで何度も菅さんとは会っているが、「首相ともなると警護が違うなあ」と感心する。前首相の鳩山氏も例外ではなく、西部市民センターでも、県警だけでなくこちらも警視庁の職員が東京から来ていたようだ。
さて梅雨の中休みか、猛暑の辛島公園では、すでにだみ声になった菅首相が、「政権を前に進めていくための重要な参院選挙であり是非信任を」と訴えていた。そして「野党は争点を消費税にしようとしているが、それだけではない」と“火の粉”をかわしていた。菅首相は、「消費税問題は避けては通れないので、野党とも議論を始めるが、低所得者層には当然配慮をする。そして、同時に事業仕分け等でどんどんムダに切り込んでいく」と力説。
私も消費税を一切議論すべきでないとか、下げるべきだという立場には組みしない。国民の多くも、何が何でも消費税には手をつけるなと言っているのではなく、富裕層や”大企業”へ課税強化等があり、尚かつ、国のムダへの切り込みを徹底していくことが前提なら、安心できる社会保障や教育の充実のために、消費税増税に踏み切ることも致し方ないと思うはずだ。
しかし菅首相の今日の演説を聞いていても、その確かなビジョンはあまり見えてこなかった。低所得層への配慮がどの層かという点でも、所得200万円から400万円までを行き来し、演説の度に変わっているようだ。野党の党首なら仕方ないが、首相なのだから、あまり細かい数字を出すよりは、消費税議論を始めるにあたって、目指す「少数不幸社会」に向けての確かな理念と、方向性を示すことが重要なのではないかと思った。そう出ないと、野党に揚げ足を取られっぱなしになり、もっと大事なその他の政策もぼやけてしまう。