民主党に残された期待に今度こそ応えて [みどり日記]
新政権や参院選について、私が感じたこと、見たこと、知ったことをここに率直に書くことなど、いくら個人のブログとは言え、到底できるはずがないことを前提に、可能な範囲で総括したい。
正直、政権交代を長年の“夢”として、その実現に向けて歩んできた一人として、この10ヶ月間は、もがき苦しむ日々だった。政権交代の先には、戦後続いてきた“自民党的政治”が終わり、新たな発想で様々な人の潜在力を結集して、国の再スタートが図られるものと信じていた。少なくとも、助走には入るはずだと。
しかし、すべてが中途半端ではなかったか。「10ヶ月余りで大きく変わりっこないよ」という見方もあるが、チームワークがあまりに稚拙だったり、船頭が何人もいてリーダーシップが無かったりという基本的な体制の弱さは、かなり深刻に思えた。折角野党時代に、草の根の人たちと丁寧につながっていた優秀な政治家も多かったのに、政権与党になると、スタンスが変わったり、発言が軽率だったり、ブレたり。これらは選挙期間中に始まったことではなかった。だから、菅首相の消費税発言をことさら大きく敗因と分析する民主党議員には、この10ヶ月を振り返り、自らを省みよと言わざるを得ない。
この間、地方議員として有権者の皆さんからの指摘や疑問をいただくたびに、「こんなはずではなかったのですが」、「もう少し長い目で見守ってください」とお決まりのフレーズを、口にするしかなかった。国会と地方議会のねじれは、政権についている与党への信頼が、有権者や地方行政の中に醸成されていけば、いくつかの地方選挙を経て必ず解消されるものと思っていた。しかし、このままでは見通しは明るくない。公明党の前面支援を得ての勝利ではあるものの、自民党の底力は侮れない。
自民党と民主党には、様々な安全保障政策、国家観、人権感覚を持つ政治家が混在している。大きな政党だから仕方ない面もあるだろう。しかし、鳩山氏、菅氏の首相就任時の所信表明は、イデオロギーを超えた、それなりに素晴らしいものだったと思うが、果たして、どれだけの議員たちが、その思いを胸に刻みに、それぞれ具体的に政治活動を展開しているかは疑問だ。
自民党からの移籍組、政治家になりたくてたまたま民主党から出た人、妙に松下政経塾出身をちらつかせる議員等々が多い民主党。都会だけではなく、地方の日常的な課題を知り、埋もれがちな声を聞き取る力やネットワークを持ち、それを背景に政策を実現しようとする落下傘でない議員がもっと増えて欲しい。まだまだ民主党には期待している。いや期待したい。党の外にいるからこそ見えてくること、言えることをこれからも指摘していきたい。