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平野みどりの自宅は、設計の段階からバリアフリー、自然素材の仕様をコンセプトに創られました。設計はバリアフリーデザイン研究会の白木力さん。完成以降、たくさんの方に見学いただいています。自立のための家造りの工夫・住宅改造などを考えていらっしゃる方もお気軽にお越し下さい。事前にご連絡いただければ、詳しくご案内いたします。

アクセス1

場所は、西部の田園地帯。万が一水害になっても家がつからないように道路からかなり高く盛り土を。玄関までは、車で一気に上ります。後は、全くの段差なし。

アクセス2  

玄関へは家の南側からも回り込める。こちらは車いすでも大丈夫。家の周囲を回ることで緩やかな傾斜を確保できました。

玄関  

玄関をはじめ家の周りにはドレイン(水を受ける溝)を張り巡らしてありますから、段差をつけなくても、大雨の時も大丈夫。車いすでもご覧のように実に簡単に出入りできます。

キッチン  

最近はバリアフリー仕様の「流し」もたくさん出てきました。私の家では地場産業に特注。寸法取りから動線のチェックまで、設計の白木さんと一緒に何度も打ち合わせを重ねました。ご覧の通り丈夫な使い勝手のよいキッチンができあがりました。ちなみに同クラスの中央のメーカーより、格段に安くすみました。

洗面台  

洗面台のポイントは鏡の大きさ。ふつうの大きさの鏡だと立った人が使うことを想定してつけられる。車いすに合わせると立っている人が腰をかがめて見ることに。誰もが使いやすいようにするには、と考えたのがこの大きな鏡。よくデパートなどのエレベーターの中でも見かけますね。

ホームエレベーター  

自宅は1階を事務所、2階を自宅として使い分けています。限られたスペースの中で上下移動のためにホームエレベーターを。高齢化によりニーズも増し、最近はずいぶん安くなりましたが、税制上はまだ贅沢品扱いです。これからの私たちの福祉社会。こうした時代にマッチしない税制上の問題も改めていきたいものです。

ベランダから  

遠くに見える右側の建物が西部市民センター。近く建て替えられる予定です。住民の意見を建設に生かせるよう見守っていきたいと考えています。左側の高い煙突が見えるのは、西部清掃工場。ダイオキシン問題が注目される中、住民の健康に影響が出ないよう厳しくチェックしていきます。

設計者から一言   
   <1級建築士 白木力さん>
 

 平野さんの住まいは、宮崎県の諸塚村の木材を使用した自然がいっぱいの住宅です。 産地直送材で森林組合から購入できたのが、諸塚村の材だったのです。みどりさんは、車椅子の生活を送っておられます。このお住まいは、ホームエレベーター付きのバリアフリー住宅で、人にも環境にも優しい住まいであってほしいという、施主と設計者そして一番苦労された施工者という、三者の合作です。この住まいで、計画当初から一番大切にされたコンセプトは、すべてを優先して「みどりさんの居場所の確保」でした。 車椅子の生活をしているから、当然といえば当然ですがチョットでも使える考え方があれば検討しやり直す。この繰り返しでした。設計のうちは「何度でも変更できますから、遠慮なく注文を付けてください」と言ったものの変更は大変な作業です。エネルギーを2倍も3倍も使って、変更が繰り返される訳ですから、辛い作業です。でも、完成したときの喜びをえると結果は何倍にもなってかえってきます。2階が生活の場、1階が誰もが集まれる公的なスペース。これが結論でした。ホームエレベーターが上下をつないでくれる道具になるわけです。環境に優しい商品がなかなか入手できないもどかしさを何度も体験しながら、あらためて住まいで使う材料を考える機会を持てよかったと思います。環境に優しい素材を使うことやバリアフリーのことで、様々の細かい注文に、心に現場で支えていただいた各工事関係者の皆さんに心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。



  

お問い合わせ 平野みどり事務所 860-0066 熊本市城山下代町475-1 
電話:096-319-4080 ファックス:096-319-4081
Eメール:info@hiranomidori.net  ホームページ:http://www.hiranomidori.net/