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設計者から一言
<1級建築士 白木力さん>
平野さんの住まいは、宮崎県の諸塚村の木材を使用した自然がいっぱいの住宅です。 産地直送材で森林組合から購入できたのが、諸塚村の材だったのです。みどりさんは、車椅子の生活を送っておられます。このお住まいは、ホームエレベーター付きのバリアフリー住宅で、人にも環境にも優しい住まいであってほしいという、施主と設計者そして一番苦労された施工者という、三者の合作です。この住まいで、計画当初から一番大切にされたコンセプトは、すべてを優先して「みどりさんの居場所の確保」でした。
車椅子の生活をしているから、当然といえば当然ですがチョットでも使える考え方があれば検討しやり直す。この繰り返しでした。設計のうちは「何度でも変更できますから、遠慮なく注文を付けてください」と言ったものの変更は大変な作業です。エネルギーを2倍も3倍も使って、変更が繰り返される訳ですから、辛い作業です。でも、完成したときの喜びをえると結果は何倍にもなってかえってきます。2階が生活の場、1階が誰もが集まれる公的なスペース。これが結論でした。ホームエレベーターが上下をつないでくれる道具になるわけです。環境に優しい商品がなかなか入手できないもどかしさを何度も体験しながら、あらためて住まいで使う材料を考える機会を持てよかったと思います。環境に優しい素材を使うことやバリアフリーのことで、様々の細かい注文に、心に現場で支えていただいた各工事関係者の皆さんに心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
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